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フルリモート入社で感じた、Ubieにおける心理的安全性の源泉について

2021年2月に入社し、Ubieで事業開発(Biz Dev)を担当してる野上と申します。

時節柄、面接から現在に至るまでフルリモートで、まだUbieのオフィスに行った事も無い私ですが、チームメンバーとの深い繋がりを感じながら、刺激的な毎日を送っています。

フルリモートにも関わらず、入社直後から組織に馴染むことができた背景には、Ubieが重視する「心理的安全性」があると考えています。

このnoteでは、自分が感じたUbieにおける「心理的安全性」と、その源泉となるカルチャーや取り組みについて記しています。

自己紹介

大手通信会社に新卒入社し、2つの外資戦略コンサルティングファームに計5年勤務した後、縁あってUbie株式会社にやって来ました。

コンサル時代は、製造業や通信業界を中心としたクライアントの事業戦略立案、新規事業策定、オペレーション改善や、投資ファンド向けのビジネスDD、投資先企業のバリューアップ支援等、様々なプロジェクトに関わってきました。しかし、ヘルスケア・医療ドメインについては接点が無く、個人的にも特段興味は持っていませんでした。課題が山積した業界であり、成長ポテンシャルも大きいとは思いつつ、自分事ではないと感じていました。

そんな自分が「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」ことをミッションとする、ヘルステックカンパニーUbieを選んだ理由は、ざっくりと以下の3点です。


①「何をなすか」
生活者と医療従事者が抱える不を解消することの社会的な意義を感じられた

②「どうやるか」
AI問診ユビーのプロダクトデモを見て、まだまだ発展途上であるが、このプロダクトとビジネスモデルであれば、壮大な課題を解決できると思えた

③「誰とやるか」
面接の過程で出会ったメンバーが全員自分よりも圧倒的に優秀かつ、気が合いそうな雰囲気を感じ、このチームであれば優勝できると思えた


リモートワークで浮き彫りになった「余白」の重要性

コロナ禍で新たな生活様式が定着する中、働き方も大きく変化しました。その際たる例として、在宅勤務・リモートワークが挙げられると思います。

私自身も、昨年の春からフルリモートで働くようになりました。
朝から晩まで自室に籠り、たっぷりと思考の時間を取り、きっちりとアジェンダが整理されたWeb会議を重ね、チームメンバーとチャットを通じて仕事を進めていると、瞬間風速的なアウトプット効率は上がりました。

しかしながら、徐々にオフィスで働いていた時には全く感じ無かった違和感を覚えはじめました。違和感の構成要素は様々あるかと思いますが、シンプルに寂しくなってきた訳ですね。

そして、この違和感の原因の一つは、仕事における「余白」の無さであると気が付きました。

課題があれば解決しましょう。ということで、意識的に「余白」を作るため、リモート飲み会をしてみたり、チームメンバーと1on1や雑談の時間を作ったりと、試行錯誤を繰り返しました。が、どの施策もいまいち定着しませんでした。

「リモートワークとはこういうものだ」と、ある種の諦念に近い想いを持ちつつ、目の前に仕事に没頭し、気が付くと「余白」を意識的に繰り出す事も減っていきました。(上記以外の異なる施策を検証し続けることを怠った点は、本当に反省…)

心理的安全性とは?

そうこうしている内に、縁あってUbieに入社した訳ですが、医療という門外漢のドメインでパフォーマンスを発揮できるのか?そもそも、全く新しい組織にリモートで馴染めるのか?という点に対して、大きな不安を感じていました。

そんな不安は杞憂に終わりました。

まだ入社1ヵ月ですが、チームの一員としての深い繋がりを感じながら、エキサイティングな毎日を過ごしています。
あんなにも苛まれていたリモートワークの孤独感は、どこかに消え去っていきました。なんということでしょう。

自分のやりたい事(Will)が、自分のできる事(Can, Must)を上回り、心が躍る感覚があるのと同時に、この背景にはUbieが重視する「心理的安全性」が寄与していると感じています。

心理的安全性とは?
Google社では以下の様に定義しているそうです。
「心理的安全性とは、対人関係においてリスクある行動を取ったときの結果に対する個人の認知の仕方、つまり、「無知、無能、ネガティブ、邪魔だと思われる可能性のある行動をしても、このチームなら大丈夫だ」と信じられるかどうかを意味します。心理的安全性の高いチームのメンバーは、他のメンバーに対してリスクを取ることに不安を感じていません。自分の過ちを認めたり、質問をしたり、新しいアイデアを披露したりしても、誰も自分を馬鹿にしたり罰したりしないと信じられる余地があります。」


人工的に「余白」を作りにいかずとも、各々が自由気ままに発言できる空気感が醸成される事で、コミュニケーションの質・量が担保され、結果として、リモートワークでも高い生産性と帰属感が生み出されているのだと合点がいきました。

Ubieの心理的安全性はどこから来るのか

本エントリを執筆するに当たり、Ubieにおける心理的安全性の源泉は何かを考えてみました。あくまで私の主観ですが、以下の3点の寄与度が大きいのではないかと感じています。

①カルチャーガイドの存在
②「役職なし」「評価なし」「人事なし」のホラクラシー組織
③自然発生的なコミュニケーションを生み出す遊び心


①カルチャーガイドの存在

一般的に、組織文化は言語化が難しく、それを外部の人間や新入社員に伝えるのハードルは高いと思います。それっぽいキーワードはあるが、社員もその真の意味を理解していない、というケースもあると思います。

Ubieでは、カルチャーを徹底的に言語化し、行動指針まで落とし込んだカルチャーガイドが存在しています。どのような行動を取るべきか、取らないべきか、それは何故か?という点が詳細に整理してあり、新入社員であっても理解ができるようになっています。

メンバーとのコミュニケーションについても、以下の様なDo’s / Dont’s が仔細に定義してあります。

これは、トップダウンでこうあるべき、と定義された窮屈なものではなく、Ubieに所属する各人が快適と感じるコミュニケーションスタイルを言語化し、Ubieが事業体として目指すべき方向性と整合をとったガイドと理解しています。

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カルチャーガイドは、社外向けにも大部分が公開されておりますので、是非こちらの記事もご覧頂ければと思います。


②「役職なし」「評価なし」「人事なし」のホラクラシー組織
Ubie(Dev組織)では、「役職なし」「評価なし」「人事なし」の組織づくりを行っており、一般的な会社におけるCXOや○○部長といった肩書は存在しません。(一応、共同代表の久保が代表取締役社長となっていますが、あくまでそれは会社法上の話。)

役職の壁が無いので、本当の意味でフルフラットな状態でコミュニケーションを取ることができます。また、評価を気にして自分を大きく見せる、というムーブが意味を成さないので、「間違っているかな?」「こんなこと言ったら無能と思われるかな?」という事でも気兼ねなく発言できる環境になっています。(そもそも、そういうムーブを取る人はUbieには居ないのですが。)

こちらの記事にも詳細がありますので、是非ともご覧頂ければと思います。


③自然発生的なコミュニケーションを生み出す遊び心
上の2点は、組織としてUbieが構築したアセットであり、心理的安全性の土台です。3点目は、日々のコミュニケーションの中での遊び心で、この仕掛けも地味に効いていると感じています。

例えば、Slackのchannel一つ取っても、#randomと呼ばれる様々なテーマの雑談部屋や、#timesという個人のつぶやきchannelが用意してあり、自然発生的にメンバー間でのラフなコミュニケーションが生まれる様になっています。

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Fig-1.アメフトファンのメンバーによりスーパーボウル実況中継板となった#random-football channel 

これらの目に見える取り組みと、メンバー間に通底するカルチャーフィットにより、心理的安全性が担保され、リモート/オフィス、古参/新参を問わず高密度なコミュニケーションが実現しています。

雑談部屋に限らず、例えばOKR進捗会議などの場であっても雑コラが飛び交う等、社内のあらゆる場面でフランクなやりとりが発生しているのも部室感があり、居心地の良さを感じます。

また、上述した3点以外にも、手厚いオンボーディングプロセスや、業務メンター及び、カルチャーメンターの存在によって、新入社員が本来持つパフォーマンスを120%、即座に発揮できる仕組みが整えられている点も、ありがたいと考えています。

最後に

以上、私が感じたUbieの居心地の良さ、部室感を司る「心理的安全性」の源泉について、個人的解釈を記してみました。

Ubieでは、この心理的安全性が担保されていることにより、新入社員を含む全メンバーが、本来持った能力を120%発揮できる環境になっています。結果として、各人が事業の当事者としてリスクを取って意思決定を瞬時に行う事不確実性に対する仮説を自ら立て、高速で検証サイクルを回す事)が可能になっていると理解しています。

”Talent Wins Games, Teamwork Wins Championships”というのは、マイケル・ジョーダンの名言ですが、Ubieでは様々な才能が集まっているだけでなく、一つの方向を向いて連帯し、医療業界の不を解消するため日々全力で仕事に取り組んでいます。

そして、このチームであれば優勝できると確信しています。

Ubieでは新たなチームメイトを募集しています。
各種カジュアルにお話をする場も設けていますので、ご興味あればUbie Dev採用サイトからご応募ください!


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