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【獺祭社員日誌】vol1 ~台湾出身の新入社員から見た獺祭の酒造り~

昨年の4月に入社した台湾出身メンバーのゾーイ。入社後コロナ禍が少し落ちついたタイミングで、蔵での酒造りの研修を体験してもらいました。

外国人から見た獺祭の酒造りは、彼女にどんな印象をあたえたのでしょうか?

興味深い観点も多く、レポートしてもらった内容を公開させていただきます。なお、彼女の言葉を生かすため、日本語訳にはあまり手を加えていません。読みにくい部分もあるかと思いますが、本人の受けた印象をそのままお伝えしたいと思います。

【獺祭社員日誌】vol1

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皆様、こんにちは。いつも獺祭を応援していただきありがとうございます。
社員日誌を始める前に、少しだけ自己紹介をさせていただきます。

台湾の高雄出身で、旭酒造で今唯一の台湾人メンバーであるゾーイです。

旭酒造とは何年も前から交流があったので、私が東京で勉強していた2019年、放課後に獺祭ストア銀座でアルバイトをして、2020年に卒業した後、幸運にも旭酒造の新メンバーになったことから、いよいよ物語が始まります。

旭酒造の酒蔵は山口県岩国市の山奥にありますが、私は基本的に東京の銀座店で仕事をしていました。2020年には、コロナの影響を受けまして、仕事で半年間台湾に戻り、いくつかのイベントに参加して、より多くの人に獺祭の魅力を知ってもらおうとしました。この記事を読んでいる皆様にも、獺祭を紹介したことがあるかもしれません。

旭酒造の先輩方を、私はよく目を輝かせて見ています。 皆さんは、豊富な知識と経験、獺祭の味へのこだわり、そして常に高いレベルを目指す精神を持っており、私は旭酒造の一員であることを非常に光栄に思っています。

もちろん、知識のある先輩から勉強することで得られるものはありますが、それは紙の上のことです。 山田錦に触れたことも、麹室で大量の汗をかいたことも、獺祭の瓶を結んだことも、獺祭の香りがする岩国市の空気を吸ったこともありませんでした。

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やっと今年の冬、山口県の本社蔵に行って、5日間の研修旅行をしてきました。 そこで、私が見たものを日記にして、何回かに分けて掲載していきます。 ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、現在製造部には女性の蔵人はいませんし、貴重な仕事に参加させてもらうことができ良い機会となりました。

ですから、これから数日間は、一生懸命やっても何もできない私の姿を見ることになるかもしれません(笑)。
それで、獺祭のグラスを注いで、お話をお聞きください。

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