【基本】昼のデジロケは、ND1000を持ち歩いてみよう
前に一度スローシャッターの話をしましたが、今回はNDフィルターのワンポイント活用メモです。PDたるもの、撮影機材のことはカメラマンと対等に話せるくらいには把握しておく必要がありますから、覚えておいてください。
NDフィルターとは?
詳しくはメーカーのサイトを見てください。
ざっくり言えば、色合いは変えずに、光量だけを減らすためのフィルターです。でも、なぜ光の量を減らす必要があるのか?と思いますよね。
様々な意味合いがありますが、撮影上は長時間露光(スローシャッター)を実現するために必要だと覚えておいてください。
例えば、普通に外光のもとで1秒とか露光したらどうなるでしょうか?光量が多すぎて、真っ白になってしまいます。
同じ環境で適正露出にしようとすると、1/500とか1/1000のシャッタースピードになるケースが多いと思います。しかし、今度はそうすると被写体ブレが全く無くなってしまって、「動き」が無くなってしまうのです。
また、外光の環境で明るい単焦点を使っていると仮定しましょう。F1.4とかで撮ろうとしたら動画はなかなか成立しません。特に、LOGだとISO感度が高く設定されちゃうことがあるのでまず無理です。すると、ボケ感を表現することが難しくなってしまいます。
こんな状況下でNDフィルターがあれば、光量多すぎ問題を解消できるのです。技術さんが角形のNDフィルターを晴天の日にはよく好んで使っている背景には、ざっくり言えばこんな事情があるのです。
NDフィルターで雑踏を撮ろう
ここからは、以前に投稿したスローシャッターの話とほぼ重複してきます。ただ、夏の明るい日差しの前提があるので、ちょこっと違います。
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