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【ご紹介シリーズvol.2】ユーモアとハーモニー イチャルさん

みなさま、こんにちは!
カカオ農家の方々にスポットを再度当てたい!という思いで始めます、ご紹介シリーズのvol.2は、ヘルウィンさんと同じくグループの共同創設者であるイチャルさんです。
彼なくしてKICのカカオ豆の最後の輸出は成り立たないのです。

30代の頃にエンジニアとしてジャカルタで働いていたイチャルさんは、休みもなく働く都会での生活に心身ともに疲れてしまい、仕事を辞めて故郷であるスラウェシ島に戻ってくることになりました。自分の生活を見直し、本当はどんな生き方をしたいのか、豊かな生活とは何を考え始めた時に出会ったのがカカオでした。
ヘルウィンさん(vol.1を参照)とは小学校の時の同級生という間柄ですが、40代に差し掛かる頃にヘルウィンさんがカカオ農家をしていることを知り、再度連絡を取り合うようになりました。そこで出会ったカカオ栽培に興味を持ち、どんどん進んでいった結果、今では有機栽培のお米や野菜作り、エビの養殖などに挑戦しています。

と、上記のように書くと、なんて素晴らしいんだ!と感じられがちですが、実際は本当に本当に本当に冗談ばっかり言っている人です笑。私たちとの普段の会話の95%は冗談話で出来ていて、イチャルさんの周りはいつも笑い声で溢れています。モットーにしているのは「Everyday Holiday」。そして何かうまくいかないことがあって相談すると、「ハーモニーが大事だ」といつも教えてくれます。

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「何につながるかわからないけれど農家さんと自分たちのためになりそうな楽しいこと」に対する感度が高く、スタディーツアーに向けてのお土産物プロジェクトを率先して動いてくれるのがイチャルさんです。スタディーツアーで用意していたカカオバターの手作り天然石鹸はイチャルさんが手掛けています。

輸出パートを手助けしてくれるのもイチャルさんの役割。「インドネシアの輸出環境は世界最悪だ」と関係者から聞いたことがありますが、コンテナを積載する予定の船の到着や出発が十中八九遅れるため、私のイライラをいつもなだめてくれています笑。手続きなどもサポートしてくれており、手掛けたカカオ豆を日本に届ける最後の大仕事はいつもイチャルさんと一緒に頑張っています。

自転車でサイクリングするのにハマっており、いつか日本でサイクリングしつつ、過去のツアー参加者の地域を巡ってお礼参りするのが夢だそうなので、ツアー参加者の皆さんは楽しみにしておいてくださいねー!!

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(現地駐在員・足立こころ)