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ザ・サークルを観て


最近『ザ・サークル』という映画を観た

ハリーポッターに出ていたエマ・ワトソン 主演で
巨大マーケットを持つIT産業の会社に就職した彼女が
四六時中、自分のプライベートを世界中のユウザーに
シャアすると、どうなったか …
両親のプライベートまで晒され
恋人は有らぬ疑いをかけられ生活に支障をきたし
果ては追い回されて交通事故で死んでしまう

これはネット社会の近未来
決して成ってはいけないけれど
油断すると確実に陥りやすい未来の姿だ

便利なネット社会の注意点を3つ挙げてみる

1)大衆心理と同調圧力

 ある特定の標的に対して一斉に攻撃しやすく
 誰も結果に責任を取らない
 皆んなで渡れば怖くないのだ
 すると大勢の中に居る方が楽で安全なので
 自分の意見を持たなくなるし
 少数派は弾かれる構図が出来上がってしまう

 映画の中でも3人の子供を死なせてしまった
 逃亡中の母親をネットを駆使して
 あっという間に逮捕するシーンがあった
 
 これはいくらでも権力者や特権階級に
 利用され易いし
 もし冤罪でも誰も責任を取らなくて
 済んでしまう 
 だって皆んながそう言ってたから…

大衆心理は熱狂的で暴力的になりやすい

2)いいね👍やフォロー獲得が主目的になる

 それらを獲得する為のハウツウ本まで
 出ている程、皆んな獲得に躍起になっている
 何が求められているのか?
 何をすればウケるのか?ばかりに
 軸足を置くと、それはもう承認欲求以外の
 何ものでも無くなってしまう
 誰の人生を生きているのか
 自分の本当にやりたい事は何なのか?
 じっくり内観する一人の時間が必要不可欠だ

 アドラーがいう様に承認欲求は人間の本能だ
 認められたい!褒められたい!
 でもその上の段階、自己実現に到達するには
 程遠いのだ
 自己実現した上でのいいね👍が理想的だ
 
 でもどれだけの人がそれを可能に出来るだろう

3)最後は監視社会になる怖さ
 
 もう既に世界中に監視カメラが溢れている
 権力を握った者に支配されるのだ
 アメリカはテロ対策の名目で
 あっという間に個人情報を掌握したし
 中国は民族浄化や宗教弾圧の為に
 ウイグル人を監視して拘束している
 
 情報を征する者が世界を征する
 と言われる様に
 GoogleやFacebook は最早、国家と同等の
 権力を持っている

 一箇所に情報が集中する危うさは
 常に意識しておかなければならない

こんな風にネット社会は
利便性と表裏一体で様々な危うさを孕んでいる。

私達はこの変化の速さに振り回されてはいけない

発進力のあるカリスマに迎合するばかりでなく
自分の未熟な頭でじっくり調べて考えて
自分の言葉で話をしよう

自分の思念が未来を作るとしたら
明るい未来を想像しなければ明るい未来は
実現しない
その為の今日を心して生きよう❣️

ではまた明日 See you 👋


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