置き配を外注するサンタさん
「サンタさんはいるの?」
世の中で1番しょうもない質問だと思います。
小さなお子さんがいらっしゃる方は気を悪くされるかもしれません。
でも、何かと忙しい大人は、そんな愚問に答えている暇はないのです。
だって、サンタさんは、いるに決まってるじゃないですか。
仮にいないとしましょう。
寝て、起きたら、枕元にプレゼントが置かれている事実をどう説明するのです?
「保護者が購入し、子供が寝ているうちに置くんだよ」と、陰謀論者が反論するでしょうね。
話は逸れますが、僕の父は曲がった事が大嫌いでして...。
テストが赤点でも、スポーツでミスをしても、一切怒られませんでした。
しかし、困っている人を助けなかったり、自分より弱いものをイジメたり、筋の通っていない行為に対しては厳しく叱られました。
とりわけ、嘘をついた時には鬼の形相で怒られました。
そんな父が、少年時代の僕にハッキリと断言したのです。
「サンタさんはおるがな」。
これほどまでに堅固な証言が他に存在しますか?
実は、クリスマス当日の深夜にパッと目が覚め、プレゼントを抱えた父を目撃したことがあります。
「ほら、やっぱりサンタは偶像だ 笑」と陰謀論者は笑うでしょうね。
でも、この件は時代背景を考慮しなければなりません。
昨今は深刻な少子化に陥っていますが、当時は現在より遥かに子供の数が多かったわけです。
サンタさんは時差を利用し、世界中の夜を回っていると予想されます。
しかし、当時は子供の数が多すぎたため「さすがにワンオペは無理ゲーで 草」と思ったのでしょう。
そこでサンタさんは、子供の保護者に置き配業務をアウトソーシングしたわけです。
何らおかしな事ではありません。
「今年のクリスマスは何が欲しい?」と、子供からオーダーをとる業務は、元来より各保護者に委託していたのですから。
保護者の業務の範囲が増えたにすぎません。
ただ、不可解な点が1つだけあります。
少年時代の僕は『Nゲージ』という高額な電車の模型が欲しいと注文したのですが、父は「そんな高いもんアカンわい」と却下してきました。
そして、強制的にリーズナブルな『プラレール』に変更させられたのです。
「お金を出すのはサンタさんなのに、何でこのオッサンが介入すんねん?」と不思議で仕方ありませんでした。
その点だけは未だに謎です。
しかし、サンタさんは確実にいます。
これだけ説明しても、陰謀論者の方は信じないようですね。
ならば、あなた達が投げてくる反論に対し、もれなく華麗に論破してみせましょう。
まぁまぁ...。
議論する時は、相手に逃げ道を用意してあげた方が良い的なことを、何かの本で立ち読みした記憶があるのでね。
あえて完全論破はしませんでした。
サンタさんはいるのか、いないのか。
皆さんは、どう思いますか?
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