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糖質制限はブスになる?!

私の元へは、日々色々な身体の悩みを持ったお客様がいらっしゃいます。

その中でも最も多いのがダイエットです。

ただ、ダイエットがしたいと来る方も多いのですが、一番深刻なのは、無理な食事制限からの健康被害なのです。

糖質制限が流行している今、そこから影響する健康被害や、摂食障害が誘発されてしまった例は多いのです。

そして、今回も極端な糖質制限からの無月経の方がいらっしゃいました。
30歳の若さで、抜け毛、階段を登ると息切れや目眩がする、34℃代の体温、肌荒れ、ネガティブ思考、そして少ないカロリー摂取にもかかわらず中年太りのような体型に・・・

こうした悩みが一般女性に多く、自分自身も食事制限の後遺症から苦しんだことも踏まえ、なぜ食事制限が女性の美と健康を損ねるのか、まとめてみると。


1・糖質制限でブスになる?
2・糖質制限でホルモンバランスが乱れる?
3・糖質制限がリバウンドするのはなぜ?


1・糖質制限でブスになる?

糖質制限をはじめとした、食事制限をすることにより『コルチゾール』というストレスホルモンが分泌され、ハッピーホルモンである『ドーパミン』『セロトニン』の分泌が減少してしまいます。

ダイエット中の方がイライラしていたり、ギスギスしているように見える原因でもあります。

また、ご飯などに多く含まれる『でんぷん』には、体温を上げたり、腸内環境を整えてくれる役割があります。

糖質制限をすることで、便秘や肌荒れ、低体温により、顔色が悪くなったり、体調がわるくなったり、覇気がなく見えたりしてしまいます。

また、コルチゾールの影響で、筋肉が分解されてしまうため、体重は落ちるが、メリハリがなく貧素なボディになってしまうのも特徴です。


2・糖質制限でホルモンバランスが乱れる?


炭水化物は、女性ホルモンの賦活に必要です。

糖質制限を続ける女性で生理が来なくなったということを多く聞きます。

こちらは、いくつかの理由がありますが

1・食事制限のストレスから、コルチゾールの分泌が増加
2・ブドウ糖不足による自律神経の乱れ
3・急な体脂肪の減少からのホルモンバランスの乱れ

性ホルモン分泌の指令を出す、自律神経を司る、ストレスを感知する機能は、すべて『視床下部』という場所から分泌されるので、どこかに影響を受けてしまえば、すべてに影響することは多いようです。

ちなみに、戦争中は女性の約90%生理が止まっていたそうです。


3・糖質制限がリバウンドするのはなぜ?


人間は、恒常性を保とうとします。

しかし、糖質制限をすることで、いつもと違う状態になります。

きちんと栄養素やカロリーが入って来ないため、血糖値が急激に下がり、脳が『飢餓状態』と判断します。

そうすると、次に入ってくる栄養を蓄えようとなり、飢餓状態を打破するべく分泌される、コルチゾールが、『消費』をする筋肉を分解し、脂肪を蓄えやすい身体になってしまいます。


このように、偏った食事は、美や健康を失ってしまいます。

ダイエットの根本は美しく健康であることそれを見失い「体重を落とすこと」にフォーカスされてしまいます。

根本を見失わないということが最も大切です。
糖質制限に関して色々な説がありますが、正直私はこういう例ばかり見てしまっているので、良いとは思えません。
そして、体温を上げ、エネルギーの源となる米の偉大さを痛感。

食べたい物を、美味しくいただき、食事や運動をバランス良く取り入れ、楽しみながら、ライフサイクルに取り入れることが大切だと思います。

(参考:女性スポーツケーススタディ、全米産婦人科学会ガイドライン)

 

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