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ローグデッキ、青黒リアニメイト【スタン】

はじめに

はじめまして、danieliと申します。

M19期からMTGに手を付けMTGAを中心にプレイしている新参者です。スタンをメインにパイオニア(青白コン)を少し遊んでいます。

さて、紹介はこの程度にこの記事を書いた理由などに触れましょう。

スタン落ちと禁止改訂を経て様々なデッキが台頭しては禁止されていきました。M20で顔を少しだけ見せた私好みのリアニメイトデッキもその荒波にもまれ、或いは忘れ去られて姿を消しました。自身、《夏の帳》を擁するデッキが環境トップに君臨するとこのデッキを封印せざるを得ませんでした。

しかし悪逆非道な青黒ヘイトカードはスタンから姿を消したことで、青黒リアニがもう一度戦える土壌にはなったのではないかと考えました。そこでオーコ台頭後、手も付けていなかったこのデッキを再度調整し、人に見せても恥ずかしくないレベルへと昇華できたと思います。

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そして私自身が数ヶ月間このデッキで遊ぶ中でこの系統のデッキを使っている同志が細々と存在していること、環境的に悪くない立ち位置にいることから、このデッキを知ってもらいたいと思い執筆しました。

ただ筆者は何の戦績もない1プレイヤーに過ぎません。あくまで、カジュアルレベルで戦える紙束だと思ってください。

デッキのゲームプラン

青黒リアニメイト1228

青黒サイド

12/28日現在私がプレイしているデッキリストです。概ね満足していますが、《空の踊り手、ムー・ヤンリン》よりは《厚かましい借り手》の方が良いかもしれません。ただ、アグロが増えている現状としてはムー・ヤンリンの方がいいかなと考えています。

リアニメイトデッキ概要

デッキのゲームプランは上記を参照ください。サイド後に《睡蓮の原野》を入れない限り、リアニメイトを基本とします。そのためこのデッキは墓地対策をメインから意識しています。《詭謀・奇策》《骨への血》は共に《夢を引き裂く者、アショク》のような墓地対策カードに一定の効力を有し、初期のリアニメイトデッキで使われていた《蘇生の絆》のような不安定さはありません。また、《墓掘りの檻》や《魔女のかまど》を特に意識して《爆発域》を2枚積んでいます。

プラン1

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《秘本綴じのリッチ》、《謎めいた指導者、カズミナ》と続け《詭謀・奇策》で《終末の祟りの先陣》を釣り上げ、14点パンチを入れる事がこのデッキの黄金プランです。また、《秘本綴じのリッチ》と《終末の祟りの先陣》の「接死・トランプル」コンビを忘れないようにしましょう。止めには《骨への血》で《終末の祟りの先陣》のETB能力を再度付与するプランもあります。

プラン2

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《裏切りの工作員》を釣り上げるプランです。この場合、土地縛りと大物奪いの2通りが考えられます。昨今の多色化はマナベースの不安定さを生み出しており、3色デッキや友好色デッキに対して《骨への血》をストレートに唱えた場合は土地を縛るプランを推奨します。一方で《創案の火》デッキやランプデッキ相手には大物を奪うことを推奨するため、最速で《裏切りの工作員》を唱えることはありません。またそうしたデッキ相手には《裏切りの工作員》を普通に唱えることも視野に入れて動きましょう。

プラン3

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素出しを目指すプランです。基本的には《睡蓮の原野》をサイド後に入れることで可能なプランです。このプランは青白コンやフラッシュ系デッキへの対策です。特に青白コンはサイド後に《否認》や《神秘の論争》を増やす傾向にあるため《パルン、ニヴ=ミゼット》の着地は難しくありません。一方で、フラッシュ系相手にはそもそも勝てないデッキですので諦めも肝心です。

環境デッキとのマッチアップ

対アグロ(赤単系統)

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有利。まずデッキさえ回ればブロッカーの用意にことかかず、《詭謀》が役に立つことも多いマッチアップです。サイドでは《裏切りの工作員》を抜く場合が多いです。以下に示すIN・OUTはあくまで参考程度にしてください。

OUT 《裏切りの工作員》3

IN 《肉儀場の叫び》3

対創案の火(ジェスカイ、グリクシス)

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有利。《創案の火》は《裏切りの工作員》の格好の餌食であり、カウンターを含まないデッキタイプであるためこちらも強く動けます。

基本的にサイドチェンジはしません。相手がクリーチャー型に遷移する場合は《肉儀場の叫び》を入れてもいいかもしれませんが、それは相手のサイドを確認してから判断します。メインで負けてはいけない。

対ねこかまど系統(ジャンド、ゴルガリ、ラクドス・・・)

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五分。《爆発域》や《終末の祟りの先陣》が最も輝くマッチアップです。一方でブン回りがあるデッキタイプであり、止める手段が無く序盤に大きく動かれると厳しいでしょう。

また、《空の踊り手、ムー・ヤンリン》はラクドスでは打点を飛ばされ、ジャンドでは《楽園のドルイド》に、両方において《残忍な騎士》に弱いなどイマイチなため抜くようにしています。

IN・OUTはジャンド・ゴルガリなら《害悪な掌握》(《変容するケラトプス》、《探索する獣》対策)を、ラクドスなら《虚空の力線》を入れます。ラクドスは《波乱の悪魔》によるコンボが致命的なため《虚空の力線》による速度低下を狙うことが一番良いと判断しました。またこのデッキはルーターが多くあるため、手札でだぶつく可能性も薄いです。

対シミックフラッシュ、イゼットフラッシュ

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不利。まず勝てないマッチアップです。《神秘の論争》や《夜群れの伏兵》への対処が厳しいです。サイドで少しでも改善しようと模索していますが如何ともしがたい相性差があります。INは《パルン、ニヴ=ミゼット》、《睡蓮の原野》、OUTは《空の踊り手、ムー・ヤンリン》でしょうか。

雑記

他に特に触れなかったサイドカード、採用を見送ったカードについて述べます。《死霊の金切り声》は言うまでもなく、対黒単のサイドカードです。ドローソースが不足しているこのデッキにとってルーターで整えた手札を捨てることは致命的であり、対策が不可欠なアーキタイプです。また、《霊気の疾風》はグルールアグロ、緑単といったデッキへの対策です。しかし、昨今の騎士デッキの台頭を鑑みると《魔女の復讐》のほうが良いかもしれません。

そもそも、個人的な考えではあるもののこのデッキにサイドカードはそれほど必要というわけではありません。メインからプランが明確であり、それを崩しかねないほどの量のサイドカードは入れるべきではないとも考えています。

次に採用を見送ったカードです。

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これらはコンボとしては確かに強力であるものの、非常に不安定であり決まらないことの方が多いでしょう。せめてトランプルが欲しかった。筆者は自分で走る《終末の祟りの先陣》の方が強力であると結論付けました。

おわりに

ここまで読んでくださった方々、ありがとうございます。

私は全くの無名であり、ランク戦にもそれほど熱心ではないため実際の戦績等を公開することができず説得力に欠ける内容であったと思います。そのためあくまでカジュアルに楽しむ分には、という内容です。まだまだ文章も拙いところがあると思いますが、これからも気が向けば投稿していきたいと考えていますので宜しくお願いします。

追伸:各種土地を除けば非常に価格の安いデッキですので是非紙でも。



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