全国旅行支援

さて、現在私は自分の食い扶持を稼ぐためアルバイトをしています。
アルバイト先は某ホテルのフロント。

これだけお伝えしただけでも、以降の話の想像ができますね?

そう、今最も混乱をしているその現場の真っただ中にいるというわけです。
コロナの影響でスタッフの人数調整があり、減ってしまった人数を増やすべく求人をかけるもまったく人が増えない。少ない人数でシフトを回して毎日を綱渡りしながらやりくりしているところへ「全国旅行支援」ですよ!!

ありがたいことにお仕事の方が出張の宿泊先として利用してくれるので、通常でもまあまあご予約はいただいているのです。そこへ旅慣れない人が予約をしてくるので、大混乱。特に今回の「全国旅行支援」は現場ですら情報が足りない状況です。すでに予約されているものも割引の対象になるのか、予約はどうやってするのか、、、ご案内ができません。

お客様からのお電話も多いのですが、「11月の宿泊代はいくらですか?」と言われても、宿泊代は変動制なので、泊まるお日にち、人数、予約の仕方(電話での予約なのかネットで予約するのか)によって違うのです。それを「んー、まだいつ、何人でいくか決めていないんだけど。」と言われた日にはなんと答えていいものやら。

ちなみに岡山マラソンのある11月12日はかなりの割高になります。それでもいったん満室になったあと、割引目当てにキャンセルをした人が続出。現在は空きがでてきていますが、割引が始まる11日をまって再予約をしてくるのが目にみえます。このキャンセル処理というのも地味に時間がかかるのですよ。みなさんは「ポチっとな」で終わると思っているでしょうが、キャンセルがでたら、キャンセル票(紙)と予約票(紙)をホッチキス止めしてから、パソコンでキャンセル処理をします。予約票は日にち別にファイルされたバインダーから探しだすのですが、これが意外に大変!そして作業の合間にチェックインのお客様がおいでになれば、チェックインのご案内をし、問い合わせの電話があったら受け答えをし、さらにアメニティの補充をしたり、貸出品のメンテナンスをしたり、、、(これを1~2人でします)

ちなみに「県民割」で予約しても、3回ワクチン接種の証明ができなかったり、住所が該当地出なかった場合は割引対象にはならないので、その修正処理もなかなかやっかいだったりするのです。「全国旅行支援」で予約をするのも結構ですが、準備万端でチェックインができるようにしましょうね。

注)事務処理はもっと効率のいい方法をとっているホテルもあると思いますが、ビジネスホテルの一例として状況をご理解いただければ幸いです。

いろんな国の人と織りなす私の日常のドタバタを徒然なるままにつぶやいています。サポートしていただけましたら励みになります。