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お201話・乗ってしまうと任務責務感で従順なおんぶガール〜女の子におんぶしてもらいたい男子

 2年前に短い期間、恋愛交際してたことのあるナミカと、ボクはまだ再会したいという気分になれなかったのだが、ナミカの強い押しもあって、会うことにした。別れたキッカケは、ラブホでのことだった。そのとき、ボクは、ラブホに着いてしばしの休憩をしたのち、ナミカに「おんぶして」と、おねだりしたのだった。

 しかしナミカは「今日は、おんぶはしたくない」と。イヤだという女の子に無理矢理に乗るわけにはいかないので諦めたが「おんぶしてくれないなんて、ひどいよ」と冗談めかしに言ってしまった一言が、彼女の怒りを呼び起こしてしまった。

「なんで私が、ひどいよなんて言われなきゃなんないのよ」と。どんなに謝罪してももう収まらなくなってしまった。これまで何度も、おんぶしてもらってきてるボクのほうから、おんぶしてくれてる女の子に対して「ひどいよ」と言ってしまったこの逆転萌えは「遊び言葉」として許してはもらえなかった。

 そしてナミカとの再会。最初にボクは、おそるおそる訊いてみることにした。

「今すぐでなくてもいいんで、ナミカ。今回はおんぶしてもらってもいいのかな?」

「うん、してあげるよ、クロだからしょうがない」

「うれしいよナミカ。今すぐ乗ってもいい?」と言いながら、ボクはもうナミカの背後から、彼女の両肩に自分の両手を乗せていた。

 2年ぶりに乗った元カノ・ナミカのおんぶは、一瞬にして、いろいろなことをおもいださせてくれる思い出の宝石箱というか。しっとり感に包まれた暖かみ。ナミカは身長152と、70キロのボクのおんぶガールを務めるには小さいともいえるが、こんなおんぶフェチな男とわかっていて彼女さんになってくれたわけで、どことなく、任務責務としてボクをおんぶして歩いてくれてる節も感じられ、その任務責務感なおんぶに、独特の色気を抱いてしまうボク。

 ナミカはボクをしっかりと安定したおんぶで支えてくれて、トコトコと歩き始めてくれてる動きは、さすがボクの元カノだ。しかしやはり彼女にとってボクの体重は重いのか、2~3分歩いたところの歩道で降ろされてしまった。

 しばらく休んでから

「また、おんぶしてもらっていい?」

「うん」

 この従順さが、任務責務感の従順さが、たまらなくかわゆくて萌えちゃう。そんな従順で小柄な女の子に遠慮なく飛び乗っちゃうボク。小柄な女の子のおんぶに乗ったときは、両足で、女の子のボディーをギュッと挟むことで、女の子の小柄感を体感的に堪能する。両手で女の子の頭を握りしめることでも、小柄感を味わえる。こんなふうにされちゃう女の子がわは、苦しいかもしれないが、ごめんね、ちょっとのあいだ、我慢してボクのワガママを許して・・。

 ナミカは頑張っておんぶしてくれていたが、2度目のおんぶも体力の限界が来てしまい降りる。そして3回目のおんぶにも、また乗せてくれたナミカちゃん、なんて優しい従順な女の子なんだろうと感激と同時に、もうナミカがボクの彼女ではないことをおもうと、悲しみがこみあげてきた。

 その悲しみを感じた瞬間、ボクはナミカの背中の上で、射精してしまった。これがなんともロマンチックな気持ちでの発射で「出ちゃたよおおお」とボクはナミカの耳元でささやきながら、彼女のおんぶにしがみついていた。ナミカとしては、そろそろ体力限界で、ボクを降ろしたい頃だったっぽいが、任務責務感で「ああっもう無理」と言いながらも、おんぶを続けてくれている。元カノのおんぶって素敵。

 女の子のおんぶで気持ちよくなって、かわいい背中の上で射精して、うっとり幸福感なだらしない男。そんな男の全体重を支える小柄な女の子。この構図がこれまた、たまらない。ありがとう・・・


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