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お139話・女の子におんぶしてもらいたい男子〜現実と妄想混在のおんぶしてくれた2人の女子

 ボクは2人目の女の子のおんぶ上で悦に浸って、河川敷がわからの風を頬で感じながら爽快感を満喫していた。2人目の女の子は身長160くらいだろうか。このように、女の子から女の子へと乗り換えてゆくことによって、各々の女の子の体格の違いによる乗り心地の感触の差異を楽しめるのが、今回企画の贅沢なとこ。

 2人目160の女の子の方が、お互いの身体の密着面積が広いためか、1人目の152の子の時よりも、女の子の背中の汗ばみを感じた。もしかしたら、単に2人目の女性のほうが、体質的に汗っかきだったのかもしれないが、まあそんなことはどーでもよくて、違う女の子に乗れば、違う乗り心地、違う感触を楽しめる、ということ。

 もうひとつ、予想外だった「感じ方」の違いがあった。それは、ボクが最初に乗った小柄な女の子が先頭を走る位置についたことで起こった。つまり、さっきまでボクが乗っていた女の子の後ろ姿が、いまボクの目の前を走っているってこと。目の前をいく女の子の後ろ姿を見ていると

「ついさっきまで、ボクは、この女の子のこの後ろ姿に乗って、いまと同じように走ってもらってたんだよなぁ」という愛着、というか愛おしさ。いや、妄想だろうか。贅沢すぎる妄想・・と感じるのは、夢のような現実と妄想の混在。そんな彼女の後ろ姿の中で、特にねっとりとした感性で見入ってしまうのが、腰のくびれ、そしてヒップのライン、トレーニングウェアであるがゆえ、身体のラインが。。・・あの色っぽいラインにさっきまでボクは乗せてもらってたんだよなぁ。

 そして、いま現在、160の女の子におんぶして走ってもらってるという現実を体感している。その現実を堪能しつつ、前を走る152の女の子におんぶしてもらってた数分前ことを妄想し、その妄想からも快感を、いただいている。

 いま現実にボクが股間で感じる性的快感は、現実におんぶしてくれてる160女子からもたらされた快感と、前を走る152女子の後ろ姿からもたらされた快感を足し合わせたものといえそうだ。せっかく、いま女の子がこうしてボクを現実におんぶしてくれてるのに、ボクの脳内の一部が、前を行く152女子のことが萌えてるって、現実のおんぶしてくれてる女の子に失礼だよね、でも・・・。

 いまボクの喉元にサラサラッと触れる髪の心地よさは、現実のもの、ボクの両手の手先が女性の柔らかい胸に触れているのも、現実のもの。しかし走ってくれてる女の子の振動がボクの股間のアレに与える性的刺激は、はたして100パーセント現実の女の子からのものなのだろうか。ボクの両足をガッチリとホールドしてくれてる女の子の細腕から感じる信頼感は・・・?

 そんなふうに、現実の夢と妄想の夢の混在した男のロマンに浸っていると、ボクをおんぶしてる女の子の走りが速まり、先頭の152女子に追いついた。本来なら、次にボクをおんぶするのは、右の子か左の子のはずだが、ボクの心としては、また再び152女子に乗って、現実と妄想の境界線確認をしたくもあったので、小柄な152女子に乗り移った。152女子は

「えっ、また、わたしなの? もうムリかも」と言いながらも、乗り移ったボクの70キロの体重をなんとか支えてくれたが、小走りするのもキツいようで

「足が上がらないよー、走れない」と。しかし、走れないものの、足を引きずるようにではあるが、歩くことはできているのが、さすがスポーツ女子。

 足を引きずる女の子におんぶしてもらったのは、さすがのボクも初めてで、その左右アンバランスな揺れを堪能したくもあったが、大切なおんぶ女子の身体を壊してはいけないと思い、降りることにした。それにしてもなぜ、2人目の160女子は、ボクを左右の女子に受け渡さないで先頭の152女子にしたんだろ? 女子チームには、女子チームならではの、男は介入しないほうがいい人間関係があるのだろうか。

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