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友達は季節に咲く花

先日読んだ本の中に『友達は季節に咲く花』という一文があった。

格言なのか?と想って調べてみたところ「楢山節考」などを著した作家の深沢七郎氏の言葉らしい。

友達のみにならず同僚なども同じようにその時々で親しい間柄から、途端に疎遠になったりすることがあるので、この言葉がとてもストンと胸に落ちてきた。

自分自身、情に厚いほうだと自覚しているが、なぜか突然興味関心や気持ちが霧散することがある。
その癖、時折昔のことを思い起こしてはえも言われない苦い気持ちを噛み潰したりすることも少なくない。

執着や必要のない思い出をどうしたら上手に手放せるようになるだろうか。大人になってからずっとそんなことを考えていて、手放せないまま。


そんなことを思いながら過ごしているが、先日博多で数年ぶりに高校時代の仲の良い友達と2人で飲んだときはとても楽しかった。環境が変わって話す内容もすっかり変わってるけれど、これからも違う季節の花が咲いていくならそれは嬉しい。

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