神ひろし解説・ジャズダンサーはなぜ、ヒップホップが出来ないのか?

ジャズダンサーやバレエダンサーはヒップホップ系のストリートダンスは踊れません。その逆も真です。
オペラやクラッシックの歌手がポップスが歌えないのと同じです。

そもそも、身体の使い方が真逆で、ジャズやバレエダンサーが本気でストリートダンス身につけるつもりなら、習った全てのシステムを捨てる覚悟が必要です。
と言うのも、ジャズやバレエは回転技などがある為、長年かけて身体に軸を作ります。
ヒップホップは軸を入れてはいけません。身体全体でリズムを取るので、軸が入ってては、身体全体でリズムが取れません。これを「連動」と言います。

ジャズの場合は、「連動」ではなく、身体のパーツパーツを動かす「アイソレーション」の稽古をします。

余談ですが、ストリート系のダンスは、自称、ジャズダンスも出来ると称する人が多く、「ストリートジャズ」「クラブジャズ」「ヒップホップ」「ワック」「ハウス」「ロック」「コマーシャルジャズ」など細分化されています。
が、異論ある人もいると思いますが、「ストリートジャズ」は、どう見ても「ストリートダンス」でしかなく、スタンダードなジャズダンスではありません。
その為、海外では、ストリートダンスしかやってない人は、だいたいの場合、基本トレーニングを受けてないと判断され、アマチュアと言う扱いを受けがちです。
ストリートダンス大会で、活躍の場はありますが、ストリートダンサーが上手にバレエを踊れるかどうかが、アマチュアとプロの境とされています。

逆に、ジャズダンサーやバレエダンサーがストリートダンスを身につけると言う事は、その基盤となる身体の「軸」を捨てる事が先決となるので、頼っていたシステムそのものを否定する事になるのです。
身体で覚えたシステムを捨てるのは並大抵の稽古ではできないのです。・・・自分はプロと言うプライドがじゃまする場合も多いですね。

ですから、ジャズや、特にバレエダンサーが踊るストリートダンスは、ともすれば笑かしたいのかい?!つう、感じの踊り方になります。

歌も同じで、クラッシック発声の人がポップスや歌謡曲、ジャズを歌うと・・・美しい声を出す事に終始し、「うまいだろう?」感で、ぞっとする歌い方になりがちです。

本気でレパートリー広げたいなら、学んだ全てを忘れて白紙になりましよう。

・・・そう言う僕も基本ジャズダンサーなので、身体の軸を抜くのに一年はかかりました!!

今はダンスの種類によって、使い分けしています。

歌も同じですが、僕がいた劇団四季は基本クラッシック発声であるベルカントです。
で、その基本を捨てるのも時間かかりました。

で、歌も今では、曲によって使い分けしています。

Photo:神ひろしの「ニジンスキー」
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