日記:ベーコンのパイオニア
フライパンでベーコンを焼く。サラダの具。
「どうせ両面焼かれるなら、自らひっくり返ってやる」って気持ちを持ったベーコンが一片紛れていて、片面焼き始めてしばらくたって、ベーコンからしみ出てきた油でパチパチ、パチパチと焼かれはじめると、その油がはじける反動を使って、ポンっ、とひっくり返り、こげ茶色の焼き目のついた面を見せてくる。その他のベーコンはまだ桃色の面を見せている。
「自動的にひっくり返るなんて、ベーコンのパイオニアだなぁ」と僕は思い、感心する。ハンバーグのパイオニア、焼きシャケのパイオニア、チヂミのパイオニア、卵焼きのパイオニア。ぷぷぷ。くだらないことを考えている。
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