腰力アップエクササイズと感覚機能
ー腰力UP講座 レポート/トレーナーの視点から
前回に引き続き、2回目の体験レポートをnoteします。
昨日(2020年2月22日)、公益財団法人行田市産業・文化・スポーツいきいき財団主催の腰力UPエクササイズ 初回講座を実施されました。
この講座は、行田市民、主催財団の声や50代〜70代の健康調査(健康上の悩み、向上したい点等)を元にソマティクス身体研究者によって新しくデザインされた身体プログラムです。
12、1、2月は天候や寒さが影響し年間を通しても通常行っているウィーキングやスポーツ離れが進み家に引きこもりがちになります。そこで、春に向けてチャレンジしたい、または再開したいと考えているスポーツやアクティビティーをインタビューし、春に向けて動ける体を取り戻そう!!!という思いから立ち上げられました。
2回目のレポートでは、参加いただいた運動トレーナー様の視点より腰力アップエクササイズの取り組みについて感覚機能老化に絡めたご意見を頂戴いたしましたのでここにnoteします。
●50代以上の方には、内容は難しそうでしたか?
内容は特に難しいことは無かったです。ただ、年齢的に五感の感覚器の衰えがある今回の生徒さんには、難しかったと思います。若い参加者の皆さんがどのように感じていたかも知ってみたいです。
講座中に「何度か講師の問いかけに対して何を感じているのかわからない。」との声を上げる受講者の方がおられました。これが”五感の感覚器の衰え”とも言えます。
講座では、まず現状を感じてもらうために2人組になり、足裏の付き方を自身で感じ、相手に感じたことを伝える時間を持ちました。ここでも70代の男性は、以下の様に何を感じているのかわからない様子でした。
●一緒に組んだ70代男性の反応、終了後の感想をお聞かせください。
自分の状態を感じる際に、私は(トレーナーご自身)右足の開きが大きい・外側体重の見立てをしました。でも、ご本人はまったく感じていないご様子でした。(他にも右肩が下がっていました)伝えることは、今回のレッスンでは最善か分からなかったため、お伝えしなかったのですが、終了後は全く変化を感じなかったようです。
この様に感覚機能の衰えがあると変化を感じること、現状を感じ取りながらやり取りすることの難しさが認められます。
では、40代女性、60代女性の参加者の様子を見てみましょう。
●女性(60代)・・・壁を使用した90/90の態勢後から反応を聞いたのですが、足裏と床の感覚が上手くつかめたようです。上手に歩けると感動していました。
彼女は、感覚機能がアップし床を感じる能力を企てられたようです。終了後には、実感としても能力のアップを感じ、喜びを味わっています。
加えて、前回の体験レポートです。彼女は、40代の女性です。運動が苦手だと感じている彼女は難しいと感じることはなく、終了後にはサクサク歩けるようになったと感覚の変化を実感しています。⬇︎
まとめると感覚機能の衰えを感じている方にとってはエクササイズによる変化を言語化すること、もしくははっきりとした効果の実感につなげるには難しさがあったようです。今後、ご本人のレポを集めること、年齢、日常生活や運動頻度の違いなどを交えて比較してみるとどんな感想が出てくるのかが非常に楽しみです。
まだまだ改良の余地ありのエクササイズではありますが今後も体験者の声をもとにアップデートしていきますのでどうぞご期待ください⭐︎
最後にトレーナーさんご自身の感想をご紹介しnoteを閉じます。
●腰力アップエクササイズを体験して変化したことがあれば教えてください。
右腰のアーチがひどく気になっていたのですが、翌日に治りました。
当日は感覚器を感じ過ぎ、逆に疲れがありましたが、翌日は両腰が床にしっかり接地し疲れもとれていました。その後は違和感がなく快調です!!ありがとうございました。
●もし、周囲の方にご紹介するとしたらどの様な人に紹介しますか?
今回は自分自身、トレーニング室・レッスンでの紹介も目的の1つとして参加させていただきました。なので自分なら50代で身体の何処かに違和感がある方や、身体自体に興味がある方に紹介します。
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▪︎2020年2月22日より全4回講座 毎週土曜日11時から12時
【次回予告】 坐骨と腰のエクササイズ
▪︎詳細は、行田市総合体育館 行田グリーンアリーナホームページへ
⭐︎感覚器系ついて素敵にわかりやすくう解説されているのでご紹介します(^^)
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/rouka/kankakukikei-roka.html
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