見出し画像

中空重力式コンクリートダムほぼ制覇編

日本国内には堤高15m以上のダムが約3,000基(諸説あり)ありますが
その中でも「中空重力式コンクリートダム」は日本に13基しかありません。

OBAYASHI DAM WORLDより引用

簡単に構造を説明すると上の図のように、中身が空洞になってるダムです。
戦後復興期コンクリートは大変高価な資材で、建築費もバカになりません。
ならば出来るだけコンクリートと節約し且つ強靭なダムを造るべく
考え抜かれた工法の1つが「中空重力式コンクリートダム」な訳です。

中心部分が一部空洞になっています。

詳しい事は「内の倉ダム(新潟県)」の案内看板と模型をご覧ください。

詳しいことは専門家(Wiki)にお問い合わせください。
完全に空洞になってるのではなく合間合間に仕切りがあります。

ちなみに案内板に書いてある「ダイヤモンドヘッド」はコチラ

畑薙第一ダムのダイヤモンドヘッド(ダム湖側の凸凹してる部分)Bomb A Head!
蔵王ダムのダイヤモンドヘッド(わかりにくいかも)ボンバヘ!


日本にわずか13基しかないダムのうち
山形県 蔵王ダム、木地山ダム
新潟県 内の倉ダム
岐阜県 横山ダム、高根第二ダム
静岡県 井川ダム、畑薙第一ダム、畑薙第二ダム

上記8基の中空重力式コンクリートダムは訪問しました。
残り5基ありますが・・・北海道や高知県など遠方の為
多分訪問する機会はないでしょうから、
ですから会えるダムには会ったので

ほぼ制覇!

と言い切ります!(笑)


折角なので中空重力式コンクリートの見分け方をお教えします。
ダム堤体に「穴」が開いてるんです。

中空重力式コンクリートの祖「井川ダム」
穴が2つ空いてるのが見えるでしょうか?
大井川ダム群の中ボス「畑薙第二ダム」
こちらも穴が開いてます。
中空重力式コンクリートダムで1番高さが低い木地山ダム
ピンぼけしててすみません。
蔵王の麓にある「蔵王ダム(山形県)」
これもピンぼけ(笑)こんな写真しか無くてスミマセン。
放水をぶっ放すジャンプ台をお持ちの「高根第二ダム」
小さいですが穴か開いてます。


この「穴」はダム内の空洞の換気口のようです。

理解しづらいと思いますのでガンダムのズゴックで説明すると・・・

それを踏まえた上で改めて中空重力式のダムをご覧ください。

畑薙第一ダム(静岡県)
内の倉ダム(新潟県)
横山ダム(岐阜県)

みんなズゴックの穴空いてましたよね?



中空重力式コンクリートダムの見分け方は
ズゴックの穴が開いているでした。



井川ダム、畑薙第一、第二ダムは近日公開予定になります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?