エリートの、ふりしてアート「アートから何が学べる?」
最近ビジネス書のコーナーには、
このような、”アート×ビジネス”を謳った書籍が増えてきましたよね!
1度は目にしたことがあるかと思います。
ただ、これらの本を読んでも、すぐにアートとビジネスを繋げられるレベルに自らを拡張できる訳ではありません(泣)
一朝一夕では出来ない自己研磨、どうしたら良いでしょうか?
その答えが、以下です。
・美術史を知る
・作品に含まれる要素が何を意味するか考え、検証する
この”美術史への理解”と”作品の検証”を繰り返すことで、美術を「読む」ためのツールがどんどん増えていきます!
結果として、新たな作品に出会った時、以前使ったツールを駆使し、作品を読解することができるのです。
作品を読めるようになる過程で、以下のようなことが出来るようになってます。
①抽象化された物を具体的な事柄に変換し、理解する。
②その国、地域の文化を理解できる。
③歴史から学び、新たな創造のヒントを得る。
①抽象化された物を具体的な事柄に変換し、理解する。とは、、、
西洋画の中にワインがあれば、それはキリストの血を意味し、パンが描かれていれば、キリストの体を意味します。このような寓意(抽象化された物)を読み解き、その作品の意味(具体的な事柄に変換)を理解する作業が、作品を読む過程で行われます。
ビジネスシーンにおいても、具体的なデータになっていない事象が多く存在します。それら抽象化されたモチーフをつなぎ合わせ、あるいは分類ごとに整理し、具体的な施策にする練習になるのではないでしょうか!!
②その国、地域の文化を理解できる。とは、、、
宗教画が描かれた理由の多くは、キリスト教を伝藩する為でした。文字(聖書)を読めない人々が、少しでも聖書の内容に触れ、理解できるように描かれたのです。
この背景を知っているだけでも、キリスト教世界を理解し、彼らの考え方に触れる武器ができたのではないでしょうか!!
③歴史から学び、新たな創造のヒントを得る。
世界のアートの中心になる地域は、経済的に豊かになり、大国になった国がほとんどです。
古代ギリシャに始まり、ローマ帝国、中世オランダ、フランス、現代アメリカ、そしていま経済の中心である、中国。
まさに経済の中心とアートの中心は同じなのです。
ポスト中国になりうる国がどこなのか、ここから洞察してみてください。。。
いかがでしょうか?
少しはアートを学ぶ意義が見えてきたのではないでしょうか?
ただ、エリートになりたいから学ぶという動機ではなかなか続かないと思います、、、一番は素敵な作品に出会い、そこから調べ、知識を派生させ、自らのお仕事に繋げられれば最高だと思います。
グーグル先生には多くの作品がデータとして載っていますが、なるべく実物に触れて頂きたいです。
身体を使って対峙する作品からは、データでは感じられないスケール、躍動、荘厳さ、時には畏怖を、あるいは醜悪を感じ取れます。
さあ、作品に触れ、自分と向き合いましょう!
以上、エリートになりたいけど、まだエリートじゃない方(僕も含め)へ向けた、アート入門でした(失礼しました。。。)
”エリートの、ふりしてアート”と題して、様々な切り口からアートを実践に活かせる情報、手法を発信していきますので、フォローお願い致します。
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