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mamemaru+オープン

この度10月16日に富谷市杜乃橋に弊社新店舗「mamemaru+(まめまるプラス)をオープンさせる事ができました。
 店舗に関しては、仙台市青葉区五橋からスタートしたsoy&café senz(ソイアンドカフェセンズ)、表参道のいち豆(いちず)、だいず屋豆まる一番町店、東口店と4店舗を運営し(期間限定2店舗)今回で5店舗目なので軽くベテランの領域に入りました(笑)
 数々の苦い経験を繰り返してきたおかげで何が良くて、何をやったらダメなのかが少しずつわかるようになってきた事や、細かい管理や計算だったりをちゃんとやるようになってきたのも飲食業のおかげかもしれません。人生無駄はないですね!
 思い返せば最初の五橋の店舗をオープンした頃は、心無い言葉で色んな批判も受けたこともありましたが、あれから8年、ここまで続けてきたのでもう誰からも何も言われなくなりました(笑)継続も大事ですね。
 そもそも8年前に店舗を何故やろうと思ったかをこの機会なので書きたいと思います。「飲み食いが大好き!」というのはもちろん根本にあるのですが、そこには在来種が関係しています。
 
 在来種は4月〜5月に各契約農家の方と話し合いをし、今年は「どんな豆を、どの位」という品種と面積・価格を話し合いしていく仕事があります。
 特殊な豆ゆえ値段も安いわけではないので、このような豆を求めていらっしゃるお客様からの評価は高いのですが、如何せん誰でも興味があるわけでもなく、必ず売り切れるものでもありません。豊作の年は多すぎたり、天候が悪くてほぼ壊滅ということもあるので、なかなか予定通りになりません。
 余った在来種を無理やりお客様に使っていただくものいかがなものかなという事もあり、自社で加工・販売して消化できないかというのがスタートでした。
 元々そのような形で納豆製造をしていましたので、その延長で納豆製造だけではなく店舗で販売も!という事で発想したのがきっかけです。

 この大豆問屋業を21年やってきて「問屋から大豆を作って欲しいと頼まれて作ったのにいらないと言われた」という生産者さんをたくさん見てきました。
 春先は大豆が欲しくて生産者さんと契約したのに秋までに使用予定のユーザーさんが離れてしまったとか、思ったような品質のものではなかった等、色々問題があるのはわかります。ですが頼んだ以上必ず買い取る義務(責任)が問屋にはあると私は思っています。私は生産者さんに頼んだ大豆はどんな事があってもキャンセルはしません。これをポリシーにして今まで苦しくてもずっと頑張ってきました。ですので余る事もしばしばあるんです(汗)
 その余ってしまった大豆をどのようにするか?問屋だけで物事を考えると、メーカーさんに無理にでも使っていただくという答えしかありませんが、それを使って何かできないかなというのが店舗の始まりです。
 納豆加工もそう、豆乳に加工してカフェで使っていくのもそういう事なんです。
 また、店舗を通じて末端の消費者がどのように考えてるか、どのような物を望んでいるかを知る事もできますし、店舗で開発したメニューがメーカーさんのお役に立った事も何度かありました。ですので総合的に考えて店舗は良かったなあと思うのです。
 ここまで色々書きましたが、結局は何事も真剣にやれば無駄な事は一つも無いという事で締めたいと思います。私どもの社是「大豆で世界をハッピーに!」を問屋業だけではなく(もちろん軸は大豆専門問屋です)色々な方向から人々へ「大豆は素晴らしい!」という事が伝わっていけば嬉しいなぁと思っています。
 
 これから新しい展開としては、プロの方とタッグを組んで、色々なレシピ開発をして「これは美味しいな」と思えるものをお客様に冊子などでご提供できるよう進めております。 後は動画コンテンツを使ってお客様紹介なんかも面白いかなと検討しています。あなたの街にももしかしたらいくかもしれません(^ ^)
 後は令和2年産の新豆ですね!現在北海道では収穫真っ只中(10/17執筆)。 北海道は順調のようです。コロナを気にする事なく早く出張できるようになりたいものです。

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