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Who cares?

明日が来るのが億劫で、「今日」がまだ終わらないよう、
つい夜ふかししてしまうことってありませんか?

明日もこの仮面をつけて日常の世界へ出かけていく。

仮面の下の顔なんて、誰も気になんて止めてない。

気にかけてくれたところで、解決しなきゃいけないのは結局自分なんだから。

助けないよ 力を貸すだけ。
君が勝手に助かるだけだよ。

誰にも話すことが許されないことについて、誰が力を貸してくれるだろうか。

そもそも「力を貸す」側のぼくに「助かる」という選択肢はない。

朝目覚めたらどっかの誰かになってやしないかな
なれやしないよな 聞き流してくれ

どうしてこう、自分のことではない、どうしようもないことに巻き込まれて色んなものを背負わされているのか。

でもこうして思い返してみると、これまでの人生でも何度かあった。
他人の人生に首を突っ込んで、一緒に堕ちて、でも結局救えなくてぼくが相手を傷つけて関係が終わる。

今回もこのパターンになるんだろうか。
なるんだろうな。

薬になれなきゃ毒になれ。
でなきゃあんたはただの水だ。

この言葉が自分にぴったり合っている気がする。

薬になれず、毒にもなれない。
渇きを癒すこともできるただの水だけど、与えすぎれば息苦しくなって、やがては溺れる。

そして、水は汚れやすい。

汚れた水もまた、薬になれなければ、毒にもならない。
周囲をゆっくり汚染する。

水の汚れは取れないから、静かに汚れを底に沈殿させて、せめて表面だけでも綺麗に見せないと。

明日も仮面をかぶって、水面にある綺麗な水をみんなに振り撒きに出かけよう。

オレにはみんなの渇きを癒す程度のことしかできないんだから。

明日なんかこなけりゃいいのにな。


20年前の自分へ
君はこれから人に力を貸すことを何度も経験するけど、
君にできることなんて些細なことだけだ。
「自分なら救ってあげられる」と信じて行動するけど、
君にはその力が足りないこともある。
20年経ったってその力は足りないままだし、
むしろ君のほうが自信に満ちていて頼りがいがあるよ。
ただ、人一倍共感してしまうから、ほどほどにね。
残念ながら、それができなくて20年後も同じ悩みを抱えているんだけど。

※引用は「化物語」、King Gnu「白日」、「花物語」より。

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