全日本フットサル選手権中止を聞いて。
今回、
日本サッカー協会が新型コロナウイルスによる被害を最小限に抑えるために全日本フットサル選手権大会の中止を発表しました。
これは世界のため、日本のため、人のための決定なので仕方のない問題。
もちろん引退する選手がいたり、
全国大会まで勝ち上がってきた地域のチームもいる。
この全日本選手権に人生を懸けてた選手もいるでしょう。
日本一へ。
とか、
ここで活躍してFリーグへ。
とか、
僕も実際Fリーグから声がかかったのは、
府中アスレの2軍に所属していた時に選手権で全国大会に駒を進めることができて、
その会場でプレーを見てもらい、オファーをいただいて、
Fリーグの道に進むことができました。
大会中止のニュースですごく悔しい思いをしている方は多いはず。
しかし、
嘆いても仕方ないのも事実。
引退や移籍でもうファンに挨拶できないという選手のための動きは、
SNS上ではすでに見られます。
過去を振り返っても仕方ないし、
決定は基本覆らないでしょう。
でもきっと
大会が中止になったからこそできるイベントや挨拶の仕方があるはず。
もしかしたら
開催の仕方によっては、そのおかげといっては少し語弊がありますが、
こんなイベントができて逆に良かったねと言えるようなことができるかもしれません。
そうするかしないかはこれからの行動次第です。
悔しい。悲しい。かわいそう。
でもその感情をプラスに変えることはできるはず。
そこに向かってなにか動きがあったらいいなと思う。
のと同時に、
やはり、
当たり前はないな。と感じるわけです。
僕は常に自分に言い聞かすようにしていますが、
それでも忘れてしまうものです。
人は何かが起こって気づくものです。
それは仕方ない。
今回だってコロナウイルスが一気に世界に広まって、
こんなことになって、
全日本選手権も中止になるなんて半年前には誰も想像してなかったわけです。
あらゆる自然災害だってそう。
大切な人を亡くしてしまったときだってそう。
引退前の最後の大会だから日本一になる。
そう意気込んでいたけど、
その大会が開催さえされないことが起こってしまったわけです。
だから僕たちは、
最後の大会だからとか、大切な人が病気になったからとかではなく、いつそれが失われるかわからないのだから、
日々感謝して今日死んでも後悔ないかを毎日自分に問いながら生きていくべき。
...
というのは建前です。
そうです。僕はいいことを言っているだけ。
そんなこと実際に不可能に近い。
僕が言ったことくらいはみんなも理解しているはずなんです。
失ってから、当たり前ではなくなってから、
気づくものなのです。
その度にこんなことを思うわけです。
そしてまた日々の生活がスタートしていくとだんだん薄れていってしまうもの。
その繰り返しです。
今回だってその中の1回のきっかけだと思います。
そう考えると人生はむなしいようにも思えますが、
僕は人生がその繰り返しだとしても、今だけの感情だとしても
こういうきっかけを大事にしたい。
それでできる限り薄れていかないように毎日自分に問いたい。
実際、
本当に毎日自分に後悔がないかもし問いかけたとしても、後悔は起こってしまう。
僕が今日死ぬとしたら大切な人たちに会えないし日本食も食べることができない。
後悔は起こる。
僕が言いたいのは、
色んな後悔はあるけど、それでも総括してまぁいい人生だったなって思える日々を送るということ。
きっと引退する選手にも、
引退前の最後の大会が中止になってしまってもう一度ピッチに立ちたかったという後悔はあるけど、
でもまぁ自分のフットサル人生良かったなって思っている選手は多いと思います。きっとほとんどだと思います。
だから僕はそういう選手の気持ちを考えた上でこれから未来にむかって何ができるかを考えてほしいなと思うわけです。
もし僕の文章で、
上から目線だと感じさせてしまっているなら申し訳ありません。
僕はまだ人間的にも何事にも関しても未熟ですが、
色んな事を想定してみたり考えてみた結果の僕なりの気持ちです。
何が正解とかではなく、
僕だったらこう思うとか選手はこう思うだろうなとか
逆にサポーターや応援している人たちからしたらどう思うだろうとか色々考えてみてます。
もちろん僕の想像力ですから現実と違うことが多いと思いますが、
選手や応援している人たちみんなが、
こんな状況で残念だけど、
でもだからこそこんなことができて良かった。
って思えるといいなと、
そんなことをイタリアで考えています。
僕がイタリアからでも自分で実際にアクションを起こせる人間ならいいのですが、残念ながら僕に実際に動ける構想はなく、
僕が思っていることをただ発信するということが僕の最大のアクションであることが我ながら情けないですが、
なにか日本でアクションがあればいいなーとぼやいてみます。
そして色々なことを中止にせざるを得なくなってしまったこのコロナウイルスの問題が早く収束することを願っています。
次ページにてサポート金額を選択できます。 僕はフットサル選手の価値をあげていきたいと思っています。これはただのお金稼ぎではない。フットサルには可能性があります。フットサル界の明るい未来のために。これから世界へ飛び立つフットサル選手の道となり、僕自身が導いていきたいと思っています。