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ミュージカル「ジャック・ザ・リッパー」

3日坊主どころじゃなく、2週間も放置してしまいました。
書けるときに書いて、ユルユルとを目標にしたいと思います。ハードルは低めにってことで。
金木犀も香ってきて、すっかり秋ですね。
暑すぎず、寒すぎずのこの気候が半年くらい続けばいいのに!

久々にマチソワしてきました。
11時開演の東京宝塚劇場 宙組公演「シャーロックホームズ/デリシュー」
からの
17時開演の日生劇場「ジャック・ザ・リッパー」
の組み合わせです。土日は宝塚の開演時間が早いので、先に宝塚という組み合わせじゃないとマチソワできないのよね。

宙組は東京に来てから3回目、JtRも初日ぶりの2回目なので、今回はその席位置ならではの部分を見ようと努力しました。
宙組公演については、交換日記で散々書いてるので、今回は割愛。

「ジャック・ザ・リッパー」(JtR)
JtRは初日ぶりの2回目ですが、Wキャストの組み合わせは変わらず。
自己紹介でも書いたのですが、木村達成くん加藤和樹さんファンでございますので、木村固定で和樹をどっちパターンでみるか?という問題が。
本当はA(アンダーソン)・B(ジャック)・A・Bと4回程観るのが理想だったのですが、木村くん回に土日が少ない...という理由で、大変残念なことにAABという構成になってしまいました。
(そういうところのキャスケのバランスなんとかしてほしいですよね~)
ということで、
木村ダニエル、加藤アンダーソン、堂珍ジャックのパターンの感想です。

木村達成ダニエル
相手役となるグロリアが劇中に「顔がいい」と言うんですが、1000%マジ同意。顔がいい。全体的に、歌も芝居も自然だな~と思っています。後半の種明かしにあたるシーンは、この役の難しいところ、チャレンジングな部分が多くて大変なのかなと思いますが、ちゃんと壁を越えた姿を見せてくれていると思っています。
歌い方がクセがないって言ってくださってる感想を見ることがありますが、今回は特にそれが際立つような気がしています。
(結局何目線かわかんない感想になってますが、ファンってそういう生き物)
加藤和樹アンダーソン
ストーリーテラーではないけど、出番が多め。イラついているか、イッっちゃってるかどっちか?って感じ。アンダーソンは、歌が基本切ないかな。ダニエルとの組み合わせでは、一緒にいるシーンが多めなのが私得部分です。
堂珍ジャック
怪しさがよすぎる。ロックっぽいのがイイ!さすが歌うまい。そして、ジャック役の加藤和樹も早く見たい・・・(結局そっちかい)
シングルのキャストの感想としては
私的にMVPはモンロー役の田代万里生さん。田代さんといえば、背筋がとても伸びているロイヤルなイメージがあるのですが、今回は全然なくずでゲス。この作品の中でよく言えば「一番人間らしさ」を体現しているような気がします。レミゼで言ったらテナ的なポジション?
そして、ポリー役のエリアンナさん。エリアンナさんの歌だけで1/3はチケット代ペイできると思う。

全体的なところで、気になってしまうのは、「脚本」の部分。
多分、翻訳の技術的ではない部分じゃないかと思っていて、もともとの「脚本」に穴があって、行間を観客が勝手に読んで埋める作業が必要になっちゃうのかなというところ。しかもこのパターン韓国発ミュージカルに多い傾向がありませんか?
なんでジャックは外に出てこれたのに、グロリアはなかなか外に出れなかったんだ?とか、ダニエルとグロリアはどこで惚れ合ったんだ?とか。脚本のアラの部分は演技でカバーしている部分もあるけれど、やっぱりそれだけじゃ不十分に感じています。渡鬼くらい説明しろとは言わないけれども、セリフなり、音楽なりで説明してほしい。
曲の良さでぶっちぎっちゃう作品もあるし、それはダメとは言わないけども、ストーリーがちゃんとしていることって大事だなと思います。

木村ダニエルを見ていたら、木村達成で見てみたい2つの役が思い浮かびました。
・ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」のロミオ
→グロリアに向けるまっすぐさでロミオを見てみたくなりました。
・ミュージカル「シャーロックホームズ~アンダーソン家の秘密」のアダム・アンダーソン/エリック・アンダーソン(二役)
→理由言ったらネタバレちゃうけど、ね?!見たいよねこういう光と闇的なやつ。
いかがでしょうか?
あと、隣の宝塚でシャーロックホームズをやっている影響もあって、加藤和樹ホームズ&木村達成ワトソンという組み合わせも見てみたいですねぇ。

9月の日比谷は切り裂きジャックが2人も出没していて、大変危険ですので、皆様ご用心を。

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