Sustainable Trails Conference その1

前回書いたトレイル会議、TRCという会社が主催する持続可能なトレイルの発展に関わるオセアニア中の団体、自治体、グループが参加して4日間にわたって行われる会議「Sustainable Trail Conference」について書こうと思います。

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今となってはこういった場に行くことは自然ですが、その時はこういった会議の場がどういったものなのか全く分からなかったです。

日本にいたころはトレイルに関してこのような場はなかったし(およそ時を同じくして平野先生が始められました)、海外のトレイルの発展の裏側にはこういったコミュニケーション、ディスカッションをするコミュニティーがあることも知らなかったです。ただ、何か面白い発見があるだろうという感覚と以前から読んでいたようなトレイルレポートをまとめ上げるような、トレイルが価値を発揮する場を作り出す人たちに会ってみたいという理由で行くことを決めました。

トレイルの規模に関わらず、今の自分のような現場で泥まみれになっている人が存在できるのは、現場で泥まみれにならせてくれる「誰か」がいるおかげ。オーストラリア、ニュージーランドのような高いレベルでのその「誰か」がどういった人たちなのかを目で見て感じたかったし、将来自分がなりたいのはその「誰か」のような気がしていたので。

さて、事前に700ドルの支払いと航空券、列車、レンタカーなどを調べたら「がっつり旅…笑」面白かったのでThredboまでの道中を編集していました

はい、雑ですが笑

そんな感じで到着!ちょっと余裕をもって合計一週間ここに滞在しました。

まず会議の前夜にウェルカムパーティーが開かれ、出席確認を兼ねて行ってみると「うわー、皆頭よさそうだし金ありそうだし、自分めちゃ浮いてるなあ汗」

浮いてるのは小さい時からお手の物なので、それは問題じゃないですが笑


全体の会議を通してもアジア人はネパールの代表者と僕だけ、若者は僕だけ、皆団体や自治体のトップが来ていました。カムループスにいた時も恐らく白馬にいる今もですが、珍しがられるのは自分を理解してもらうのに時間がかかるしある意味孤独ではありますが、同時に大きなチャンスだと思っています。

この場に関して言えば、もし自分が日本でトレイルを開発しようとする立場だったらここに集まったオセアニアのヘッドたちに日本のトレイルの価値を紹介することができて、新たなビジネスチャンスを一手につかむことだって出来るはずだし、当時の自分にとっても一生かけても吸収しきれない面白い学びがそこにありました。特に日本では他にやっている人がほとんどいないのでなおさらです。

多くの人に話しかけて話しかけられて、皆僕と合わせて未知の日本のトレイル事情に興味があるようでした、今後もこういう機会は最高に面白いのでなるべく行くようにしたいです。(この1年後にスペインで別の団体の会議に参加することになります、その件はまた書きます)

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そういう場があることを体験して知れただけでも700ドルと渡航費ではくだらない価値がありました。もっと多くの人が海外のこういった場に足を運んで学びの輪が広がるといいなと思います。

次回は内容を自分なりに解釈して書いてみます。

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