Daisuke Motogi

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Daisuke Motogi

DDAA/DDAA Lab/CEKAI/Mistletoe Community/アクセサリーからランドスケープまで、建築を軸に色々デザインしてます。武蔵野美術大学非常勤講師。ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展2020。天パ。http://dskmtg.com/

最近の記事

工夫の連続 / "FRAME"のリファレンス

「工夫の連続: ストレンジDIYマニュアル」という本を昨年末に出版した際に、ぞれぞれのプロジェクトの計画時に参考にしていた作品や本などをReferenceとして公開しました。下記は本書より抜粋。 少し乱暴に解説すると、デザインは「条件」と「コンセプト」の組み合わせからできている。プロジェクトが固有に持っている複雑な条件を、どの切り口、つまりコンセプトから整理するのか。その結果をなんらかの形で表現する行為と結果をデザインだとすると、条件はプロジェクトが固有に持っている定数で、

    • "Tri Stacking Stool"のリファレンス2 (ただの箱、ハイコンテクストな箱)

      2017年にデザインした"Tri Stacking Stool"を考えていたときのリファレンスについて、前回の記事はこちら。 最近立って仕事をしているので、事務所用に作ったTri Stacking Stoolを簡易的な机の上の作業台として使っているのですが、これ、既視感があるなあとふと思い出したのがこの写真です。 名作Ulm Stool を横に倒してテーブルの上に置き、ウルム造形大学で教鞭を取るマックス・ビル。教科書を置く台としてウルムスツールを使用している様子。巨匠がデ

      • "Tri Stacking Stool"のリファレンス

        2017年に作った最小限の3面だけで構成されたスタッキングスツールとトロリーです。これをデザインする際に参考にしていた資料の一部を公開します。ちょうど先週事務所用にもいくつか作ってみました。 トロリーはホームランボールを飾る3本脚のバットのような構造になっていて、ネフ社のおもちゃのようにスツールを彫刻的にスタックすることができます。今までひっくり返すしてスタックするトロリータイプと、ひっくり返さないスタック方式の2種類をデザインしています。元々、僕たちの事務所happa

        • "FRUIT BOWL"のリファレンス 2

          "FRUIT BOWL"というZINEを作っていたのとき参考や影響を受けた本や作品の紹介第2段。1回目はこちらです。 Atelier HOKO / Science of the Secondary シリーズ「Science of the Secondary (取るに足らない科学)」というシンガポールのデザインスタジオ、Atelier HOKOが発行しているZINE。日常のとるに足らないものやことを大真面目に「観察」しまくったブックレット。今シリーズ10まで出ているようですね

        工夫の連続 / "FRAME"のリファレンス

          "FRUIT BOWL"のレファレンス

          普段からなにか作る時にリサーチをまあまあするのですが、プロジェクト終了とともに忘れてしまうのと、結構な量がたまってきたのでちょこちょこ公開しようかと考えました。今回は"FRUIT BOWL"というZINEを作っていた時にこんな本にしたいなと影響を受けたり参考にした本や作品をざっと記録します。ちなみにこんな本です。 ポリエチレンフォームと輪ゴムやクリップという最小限の素材で、毎日形を変えて100日分、100種類以上作ったフルーツボウルの記録集。フルーツが置かれ、並べられ、包ま

          "FRUIT BOWL"のレファレンス