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双極性障害との日々(6)

『自分を育てること』

9月後半からの不調が続いていて、少し良くなったと思ったらまたしんどくなる日々を繰り返しています。ゆっくり良い方に向かっている気はしますが、まだ時間はかかりそうです。

気づけば今の病院に通い出して半年以上が経ち、障害者手帳を申請することも決めていろいろ状況が動くようになってきました。

昔、同じようにメンタルの不調で病院い通っていた頃はただひたすら医者の言う通りにしていましたが、流石に今はいろんな経験をしてきたり、心の病についても知識が付いたこともあって、自分で頭を使いながら通院するようになりました。

特に双極性障害の薬は副作用が強いものがあるので、自分に合わないものはすぐに医者に相談して、飲みたくないものは飲まないなど自分の意志を強く持つようになりました。

また診察を受けていても、医者のペースに話を流されるのではなく、自分の伝えたいことをちゃんと伝えるなど、自分なりにではありますが病気にきちんと向き合おうと努力しています。(それに医者の決まり文句や、季節の不調の話などお決まりのパターンの診察もよくあるので、良い意味で言いくるめられないようにしたいです)

最近になって気づいたのことは、回復、もしくは成長することって、自分を育て直すということです。医者やカウンセリングはあくまで補助手段で、自分で自分の心育て直すことに大切さに気づいて来ました。

鬱になったり家族関係が悪い中で育つと、どうしても心の成長が止まっていて、物事を極端に白黒で考えたり、人間関係に潔癖を求めすぎてすぐにリセットしてしまうとか、まさに僕もそうだったのですがそういう自分を素直に認めて、これまで生きてきた自分をよく褒めながら心を育てていくことが、根本的な解決の一つだと分かって来ました。
(心の成長が止まってしまうのは、親も心が未熟で子どもの成長を止めてしまうからです)

まずは未熟で幼稚だった自分を仕方なかったと認める。未熟だとどうしても社会的なこと、経済的なことなどで問題を抱えたまま大人になることになり、その問題も長期化したり深刻化してしまいます。
未熟な自分を認めることを客観的にできると、まるっとそれまでの自分から抜け出せるような感覚になります。

こういった気付きも治療に大切だと痛感しました。遅すぎて恥ずかしい限りですが、44歳にして、やっと自分という人間を作り始めた気分です。

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