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#10 正しい挑戦目標の設定とは?

昨年11月から音楽活動「シンガーソングライター」として再出発をしたハクイダイスケです。
それとは別で、Tシャツを中心としたブランド、【DEATHBEAR LIVE ON MUZIK】も運営しています。

今現在、音源(CD・サブスク)とMusicVideo制作のためのクラウドファンディングに挑戦中です。
リターンの中に「1時間相談・雑談」というのがあるので、「お前に相談してどんな答えがあるの」って言われるかもしれないので、それについて色々書いて行こうと思っています。
また、この投稿が頑張る誰かの気づきになれば嬉しいと思っています。

■自分が頑張った「挑戦」

自分は前のバンドで2017年にBIGCATワンマン、2018年にチキンジョージワンマンに挑戦しました。

毎日(本当に毎日!)チケット持ち歩いて「今日はxx行きます!」って告知を出して仕事終わりにライブハウスでフライヤー配って、チケット買ってくれた人に特典つけて…ってやって、約2年以上、日本インディーズバンドマンの誰よりも頑張り続けた自負はあります。(ツイッターで2000人3000人に一斉に呼びかけるよりも、1対1を100回繰り返すほうが効率が良い)

友達のライブがあれば顔出して終わったらフライヤーを配り、チケットを買ってくれるって連絡をうければ行ける範囲で会いに行って、その時期時期でフライヤーをデザインしコピーしてライブハウスに立って配り続けた。(もちろんギタリストとして練習もいっぱいしてたよ)

ただ、そんな自分に「できるからええよな」みたいな僻みの声を結構浴びせられました。「人気やからえよな!」とか…。
(こういう人はライブハウスに来ないから、良いも悪いも真実を目にしないんですがね…)

実際、ぼくは「やれたから大阪で最大級のライブハウス、BIGCATがやれたんでしょうか?

■正しい挑戦目標の設定とは?

自分が在籍していた時にやったワンマンライブと、その会場となったライブハウスのキャパシティを並べると

2017年1月 東京池袋Adm 150名
2017年3月 福岡Zero 20名ぐらい
2017年5月 名古屋ソウルキッチン 40名ぐらい
2017年7月 神戸Varit. 350名⇒下のフロア中心のため実質200名ぐらい
2017年12月 心斎橋BIGCAT 850名⇒カメラクルーの導線を作ったので実質600ぐらい
2018年3月 別館神戸少年 50名ぐらい?
2018年6月 寺田町Fireloop 200名
2018年11月 神戸チキンジョージ 500名

こうみると、「挑戦」と呼んだBIG CATとチキンジョージがぐんと広いことが分かる。

特に、2017年のツアーで各所でワンマンをやったけれど、比較的得意な地域(東京・神戸)で150~200、そこまで得意でない地域で20~40のキャパでツアーを回った。
最高で200名キャパからいきなり公称最大850名キャパ…。

これは当時、戦略でもなんでもなかったんですが、自分の経験からいうと、これは結果的に大正解の進め方だったなと思います。

■人は「できるでしょ」と思える事に感動はしない

例えば、小さな子どもの「はじめてのお使い」には感動するし、自転車の補助輪無しで乗れた日や、赤ちゃんが立った日なんか、親は感動する。
しかし、これがハタチの息子がお使いに行ってくれたり、自転車に乗ったり、立ち上がったりして感動するだろうか?

人は、「いや、そりゃできるでしょ」と思う事には感動はしない(感動しても薄い)

例えば、大阪のライブハウスでいうと、小さい所から地味な規模拡大をするのもどうなんだろうな?と思う。
勿論、安定的に継続してやっていくなら全然問題はないのですが、いざ「挑戦します!」というなら、考え方を変えないといけないかなと思います。

例えば、新神楽で初めてのワンマンをして、130人でパンパンになったらきっと感動するだろう。
でもその後、CLAPPERで200人 ⇒ セカンドラインで250人 ⇒DROPで300人 ⇒江坂MUSEで350人…と刻んでいき、
梅田シャングリラで400 ⇒アムホールで480 ⇒JANISで500…と刻んで刻んで…
その後、ようやくBIG CATのワンマンにたどり着いてたら、果たしてあの感動はあっただろうか?

刻んでいくと「前回いけたから、どうせ行けるでしょ」って思われちゃう。
お客さんは「行けんのか??どうなんだ???」「めっちゃ気になるから見届けに行きたい!!」とはならなかったんじゃないだろうか。

応援で行こうと思ってくれる人が減るし、「どうなんの?自分たちが助けなきゃ」という応援の気持ちも生まれなくなる。

「挑戦」というのは、本当に「挑戦」であるべき。
その道が困難であればあるほど浪漫・ドラマが生まれ、視聴率が集まる。

過去にやった事をまた「挑戦」と呼ぶことは、自分には響かないなと思います。(上記の人数…例えば小さいライブハウスの例で出した新神楽でさえ、130人を集めてパンパンにできたならそれは凄い事ですが…あくまで進め方の話をしていいます)

「挑戦」と呼ぶならば、100の次は200ではなく300。 200の次は500。 300の次は800と、1段飛ばしじゃなくて、2~3段飛ばしで「おいおいいけんのか」ってレベルの挑戦をしたほうが素敵だと思います。(逆に、100埋めれていないのに800にいくのは「勇気」ではなく「無謀」ですが)

挑戦の答えは、いつでも答えがない所に飛び込んでいくこと。
少しの「無理」をして頑張って達成するべきことだと思っています。

音楽の活動は「ファンマーケティング」
絶対に毎日どこかで魅力のある誰かがライブをしてて、必ず被る。その時に自分のほうを選んでもらうためには「注目を集める」必要があるし、「応援してもらえる状況」を作る方が良い。

ちなみに、自分も上記でワンマンでキャパの数字を出したけれど、名古屋がソールド、福岡はソールド寸前…というだけで、他は売り切れたりはしていません。
そこまで毎回苦戦をしていながらも、VaritからBIGCATまでの半年間、約4倍ほどの集客に成功し、いい景色が見れたのは自分の誇りです。

そして、敢えて言うと、完全ワンマンで自力で進めていたものであったけれど、「自分達が人気だからできたこと」ではなく、「応援してくれるみんなで作り上げてもらったもの」であると思っています。

応援される事って本当に大事。

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いきのいい後輩バンドには頑張ってほしい。
これから挑戦をするなら、本当に”挑んで”ほしい。
そこで得られる景色や経験は本当に素晴らしいものだから。

「過去の栄光」にいつまでもしがむ気はないけれど、自分が後悔のないぐらい頑張ったし(「あとコレやれたんじゃないかな」とは思ってない。思いつくの全部やった!)、自分が経験した良い事も悪い事も血肉になり、次に向かう事ができます。
自分がそうだったからこそ、その過去の「事実」を引き出しています。

「本当に頑張りたい!」と思う心があれば…
何かアドバイスが必要ならば、自分の経験を掘り、相手と向き合って提案させてもらいます。

ゼロからの再スタートの自分ですが、諦めずにまたもう一度、なりたい自分になるための夢を見て、追いかけるようにします。

ちゃんと頑張ろう(挑戦しよう)

■ここからは露骨な宣伝…

どうしても今、クラウドファンディング挑戦中なので露骨な宣伝となってしまいますが、「相談」のリターンを出しています。
本来、頑張る後輩のバンドマンの相談ならいくらでも時間を割いてきたので、「お金ないよ」って場合は直接連絡くれたら相談には乗るけれど、今は自分も助けてほしい時期なので、こういう支援をもらえたら嬉しいなーとは思います。

以前相談にのった件でいただいた感想

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●お知らせ

4月16日より5月30日まで、音源制作についてのクラウドファンディングを開催します。音源&MV制作のためのプロジェクトです。ご支援いただけますと嬉しいし、SNSでのシェアも助かります。
https://camp-fire.jp/projects/579230
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●ライブスケジュール

5/8(日)姫路駅前ストリートライブ(無料・時間夕方)
5/18(水)北堀江club vijon(配信あり)
5/28(土)東心斎橋TOBIRA
6/10(金)名古屋MUSIC FARM
6/18(土)尼崎某所


頑張れよって思ったらサポートお願いします。 目の治療費や、飼いウサギのおじいちゃんフードの費用の足しにさせてもらいますー。