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インターネットが苦手な社長(私)が勇気を出してnoteをはじめた理由 - 原体験 編 -

noteをご覧の皆さん、はじめまして。

私はリスペクト株式会社代表の北原 大資(だいすけ)と申します。社員5名の会社を運営する、36歳の社長です。西武池袋線・富士見台駅近くの住宅街に、妻と二人の娘、そして二匹のフレンチブルドッグと暮らしています。

・会社名:リスペクト株式会社
・サービスサイトはこちら
・設立:2011年9月
・本社所在地:東京都練馬区貫井1-25-8 NTT西練馬ビル2階
・事業内容:1. ビジネスフォンや複合機などのOA機器販売
       2. 光ブロードバンド回線のご提案や電話工事 など
・TEL:03-5848-8057

唐突ですが、私はあまりインターネットに明るくありません。いち企業の代表としてお恥ずかしい限りなのですが、上にリンクを貼っている会社HPも創業以来ほとんど更新できておりません。

この『note』という存在も、弊社の若手社員に教えてもらいました。個人で思い思いに考えや知見・ノウハウを語れる場所があったなんて……。

そんなインターネットに疎い私ですが、事業に対しては人一倍強い想いをもっています。だからこの度、勇気を出してnoteで筆をとることにしました。

私が”どのような想いをもって会社を経営しているのか”、拙文ではありますが、皆さんにまっすぐお伝えしたいと思います。

お時間に余裕のある方は、ぜひ目を通していただけますと嬉しいです。

OA機器業界・通信業界に残り続けている悪しき文化

私は、OA機器業界・通信業界でかれこれ15年ほど働いているのですが、長年残り続けている悪い文化があります。それは、商品価格が「時価制」※1であるということ。

具体的に言うと、OA機器や通信機器の販売価格には、実は”月額5,000円〜50,000円”のように価格幅がもうけられており、営業担当者がお客様の予算状況やリテラシーを見定め、可能な限り高く売りつけるという文化が存在するのです(全ての企業に当てはまるわけではありませんが)。

つまり、ある会社では月額5,000円で導入されているオフィスの複合機が、別のある会社では月額50,000円で導入されているということが平然と起きています。

※1 時価:その時々の商品の値段。現在売買すると考えた場合の値段

無理やり高額で売りつけられ、困惑していたお客様との出会い

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ある日、一人のお客様からご相談がありました。ご相談内容は「他社と交わした通信サーバーの契約を解約したい」というもの。

詳しくお話を聞くと、どうやら二人組みの営業マンが突然オフィスに押しかけ、「今すぐに通信サーバーを交換したほうがいいですよ」と矢継ぎ早に不安を煽る説明をされたといいます。

そして最終的には、「契約するまで帰りません」と言いつけ事務所に居座り、根負けしてしまったお客様は契約を交わしてしまったのです。契約はリース契約。私が相談を受けた時は、まだ納品前という段階でした。

私はお客様のお手元にあった契約書と見積書を確認しました。同業者なので一目でわかったのですが、明らかにお客様に必要な商品のスペックに対して”高額すぎる価格設定”でした。

お客様はデスクトップパソコンが一台しかない、自宅兼事務所で働いている方です。当然、OA機器の専門家ではないので相場感をあまりご存知ありません。高額の契約を半ば無理やり交わされ、不安そうな表情を浮かべるお客様の目を見て、同業者として私は後ろめたい気持ちになりました。

営業マンが悪いのではなく、業界の構造に問題がある

後日、お客様から聞いた話です。「契約額が妥当ではないので、申し訳ないが解約させてほしい」と販売会社に連絡したところ、翌日、例の二人組の営業マンが事務所に訪れ、「解約するなら契約書と見積書はいらないはず」と、各契約書類をすべて持ち帰ってしまったというのです。

業界歴の長い私には、一連の行動の意図がすぐわかりました。これは、見積もりの改ざんをして高額販売していることが漏れると販売会社の問題になるので、証拠を残さないために解約意思を伝えたお客様のもとにわざわざ足を運び、関連書類を回収していたのです。

・・・・・

話を聞いたあと、私はこの二人の営業マンのことを考えていました。

ここまで読まれた方には信じられないかもしれませんが、業界にいる皆さんは本当に良い人たちばかりです。

それは、二人の営業マンも同じだと思っています。彼らだけ、不当に高額な価格でお客様に無理やり売りつけても平気な人、ではないはず。彼らだけ、不安そうな表情を浮かべるお客様の目を見てもなにも感じない人、ではないはずです。

では、なぜ不当に高額でお客様に売りつける問題が起きてしまうのか?

それは、業界に昔から根付いている「利益至上主義」のもと、現場の営業マンが会社や上司に厳しい利益目標を課せられてしまっているからだと考えています。

OA機器業界や通信業界の営業戦略は、揶揄(やゆ)の意味も込めて、よく「オセロゲーム」だと言われています。これはオセロゲームのように、ひっくり返しやすい(自社商品へ乗り換えやすそうな)お客様を奪い合う戦いになりやすい業界の構造に由来しています。

この業界構造と時価制で営業するという販売文化、そして強い利益至上主義があいまって、小規模法人や個人事業主などをターゲットに、高額な商品の売りつけが発生してしまうのです。

だからこそ、リスペクトは「定価制」を貫いていきたい

OA機器業界・通信業界で長い私は、業界で当たり前になっている「時価制」に問題意識をもっています。原点に立ち戻れば、お客様の視点に立って、誰に対しても商品やプランごとに”決まった定価”で販売されるべき。まして、お客様から強引に契約を奪い取るような姿勢はあるべき姿ではないはずです。

私は練馬区(東京)の住宅街にオフィスを構える、社員5名の小さな会社の代表に過ぎません。ですが、弊社リスペクトはOA機器販売で「定価制」をはじめることで、お客様が価格交渉に疲弊したり、不安を感じることなく、理想のオフィス環境づくりのサポートをしていきたいと考えています。

最後に忘れずにお伝えしておきたいのですが、「時価制」が決して100%悪いというわけではありません。お客様の気持ちを無視して、不当な価格で強引に売りつけることが問題なのです。

弊社リスペクトでは、ビジネスフォンや複合機などのOA機器販売において「定価制」を導入することで、お客様に優しい事業を展開していきたいと考えています。

そして今後、情報発信のひとつの窓口として、このnoteを使ってOA機器業界や通信業界に対する想いや、読者の皆さんにとって価値あるハウツー情報をお届けしたいと思っています。

あらゆる企業のバックオフィス担当者の方々に届けたい、という想いを込めて。

応援よろしくお願いします!

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▼ あとがき

長文にも関わらず、私のリスペクト株式会社にかける想いをご覧いただき、ありがとうございます。

次回のnoteでは、もうひとつの原体験である「娘とのエピソード」について皆さんにお伝えしたいと思います。引き続き、拙文ではございますが、どうぞよろしくお願いします。

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