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NPOコンサルタントの働き方月次レビュー(2021年5月分)

こんにちは。6月になりましたね。早くも2021年が半分終わろうとしています。いい加減いい歳になってきているので年々時間の進みが早くなることはわかってはいるのですが、昨年今年は対面で人に会うことやどこかに外出すること、新しい経験をすることが少ない平坦な日々を過ごしているせいか、特に早く感じるような気がしています。刺激の少ない日々でやる気やエネルギーに満ち溢れた感覚が持ちにくいのは仕方ないにしても、過ぎていく時間を感じながら過ごしていきたいなと思います。
さて、今月も月次の振り返りです。


5月の仕事の振り返り

稼働時間推移

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業務内容内訳推移

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業務内容の予定と実績

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5月は稼働時間合計が145.3hとなりました。4月が138.5hでしたのでやや増加です。月間の稼働時間合計としては平均的な時間数でしたが、5月はGWで休日が多かったことも考えるとやや超過稼働というところですね。実際感覚としても「最近忙しいな」「疲れが溜まっている」という状態です。予定していた稼働時間127.9hから見れば15時間以上の超過ですので、数字で見ても確かに、と。
「忙しい!」と感じるのはこれまでの記録を振り返ってみると「合計稼働時間が160hを超える」か「予定稼働時間を10時間以上超える」のどちらかの条件に該当する場合という感じでしょうか。ここら辺の感覚をもう少し正確につかめるようになりたいし、月の途中で早めに自分でアラートを上げて、疲れを溜めすぎないように、うまくコントロールしながら働いていきたいものです。
とはいえ、コンサルや研修講師という基本的に労働集約的な仕事がほぼ100%の状態ではなかなかそこら辺を自分都合でコントロールすることは簡単ではありません。ストック型の収益を作っていけるとよいのですが、ストック型のビジネスであるはずのブログは投入している時間はそれなりにあるものの、収益化というよりは趣味に走っている要素が強すぎて一向に売上が上がってくる気配がありません。困ったものです。
6月のスケジュールもかなり忙しくなることが見えているので、若干不安はありますが、それだけ多くの案件をいただいているということでもありますので、がんばっていきたいと思います。

案件状況

コンサル・業務代行など個別伴走案件
 ファンドレイジング   3件
 Webマーケティング    3件
 マーケティング     1件
 中期事業計画策定    1件
 組織基盤・マネジメント 1件
スポットコンサル・社内研修
 NPO経営戦略研修    1件
研修講師
 中期事業計画      1件
 メールマーケティング  1件

5月に関わっていた案件を関わり方別、テーマ別にまとめてみました。その他上記には記載していない細かなご相談やお仕事などもちょこちょことあります。まず個別伴走の数がけっこう多いです。これが忙しいという感覚を生んでいる背景にありますね、どう考えても。振り返ってみれば昨年の3〜5月は個別伴走の案件の数が今と比べるとかなり少なかったので、この一年で一気に増えました。とはいえ、1年以上継続しているクライアントはほとんどなくて、基本的には3ヶ月〜6ヶ月ぐらいのクライアントが入れ替わり、立ち替わりという状況がありがたいことにずっと続いています。

現在ご契約いただいている団体さんは7、8月くらいまでで一段落するところが多いのですが、7月からは今度は研修講師業の方で決まっている案件が1件、ほぼ決まりのものが1件、見込みが1件、と長期間か回数の多い大型研修案件のご依頼がいくつか入ってくる予定で、引き続き忙しく働かせていただくことになりそうです。

個別伴走の方もご相談いただけそうな見込みのものがいくつかあるのですが、果たして受けきれるのでしょうか。最近毎月書いている気がしますが、早く他の支援者を育てていかないと回りません。どうやって支援者育成事業に打ち込む時間的、金銭的余裕を見つければ良いのか、悩んでいます。

最近考えていること

オンラインの非同期型研修において相互性を持たせることはどこまで可能か
6月1日の話なので5月の振り返りに書くのはどうかとも思ったのですが、準備は5月中にしていましたし最近考えていることではあるので書いてしまいます。NPOサポートセンターさんで今年度2つ目の講座「メールマーケティング・メルマガ戦略ゼミ」が開講しました。2018年2月の初開講以来、過去3回開講してきており、今回が4期目となります。すでに何度も実施し、構成もかなり練り上がっているので更新するのはデータやトレンド部分ぐらいで、あとはそれほどの準備の手間はかけずに実施できるのではないかと考えていたのですが、いざ開講してみると想定と違っていた部分がいくつか。
NPOサポートセンターさんの主催講座は現状「現地受講orオンライン受講」どちらかを受講者が選べる形式となっています。現地受講の方がいらっしゃるので私も現地に赴きます。現場ではカメラが入っており、オンラインの方はカメラやマイクで収録されたものを、リアルタイムもしくは録画視聴で見ていただく、という形になります。
このメールマーケティング講座は元々オフライン前提で作成しているので、受講者の方同士のグループワークや、取り組んでいただいたワークの発表の時間などを設けていました。オンライン対応しているとはいっても、現地の方もいらっしゃいますし、宿題へのフィードバックなどが受けたい方は現地受講という形での申込みなので、私としてはオフライン前提で作っていたものを現地受講の方向けに実施すれば大きな問題はないと考えていました。
ただ、蓋を開けてみると、今回現地受講の方は1名のみで、残りはオンライン受講での申し込みでした。オンライン対応もした効果もあってか、過去3期よりも総勢では多くの方に受講いただいているのですが、今までと同じようなグループワークや宿題発表は実施できません。特にこれから実施予定のDay2、Day3(3時間×3回の講座です)は発表時間を元々多めにしていたので、構成の練り直しが必要となる予定です。
私もこの一年でオンライン講座自体には慣れてきましたし、ノウハウは溜まってきましたが、考えてみればそれはZoomなどのオンライン会議ツールを使って実施する「完全オンライン」の場合だけだったなと思います。完全オンラインの場合は、全員同じ環境なので、たとえ録画視聴の方がいたとしても基本的には講師がコミュニケーションを取るのはリアルタイムで出席している方のみでよく、リアルタイムで受講者とのやりとりができるという意味では、純粋にオンラインとオフラインの違いにさえ配慮すればそう難しい話ではありません。
ただ、今回の場合はオンラインの方はリアルタイムで受講していても私からは顔も見えませんし、声を聞くこともできません。そしてそのような立て付けであることもあってか、録画視聴をされる方も比較的多いように感じています。このような「非同期型」の場において、講師からの一方的な講義ではなく、受講者側からの発信や、講師と受講者、あるいは受講者同士のやりとりを活性化する良い方法はあるのでしょうか。使えるツールとしては、リアルタイム視聴の方のチャットコメントか、各回の間の事務局を通じたメールのコミュニケーションぐらいしか現状思いついていません。やりとりがメインではなく、私からの講義時間も十分に確保する必要がある、ということであまり凝りすぎたことも考えにくいな、、といろいろと頭を悩ませています。
でも、おそらくですが、コロナが明けたとしても、研修におけるオンライン受講は完全にはなくならないし、なくさない方が良いと思っています。そして、その際には「非同期型」つまり、録画視聴受講者の存在やその参加の仕方というのは一つの学びを相互に深めることができるかどうかの一つのポイントになるのではないかと感じていて、今から考えていきたいなと思っています。何か良い事例やアイディアをお持ちの方はぜひ教えて下さい。

最後までお読みいただきありがとうございました。

NPOコンサルや伴走支援者になりたかった数年前の私のような方に向けて仕事をする中で感じたことや考えたことを書いています。 支援者育成やNPO支援の仕組み化などに取り組んでいくために、もしいいなと思ってもらえたら、サポートしてもらえると嬉しいです。