イキルコト



結局、人は悲しい生き物で。

どんなに幸せでも、どんなに愛されていても、

「幸せじゃない」と感じたり、「愛されていない」と感じたりする。


今在るもの以上のものを求め続けて生きる生き物。


そうじゃないと満足できない。

そうじゃないと安心できない。

肥大化する欲望は、いつか人間そのものを飲み込む。

世界の終焉が近くても、近くなくても、

もっと自由に、もっと自然に生きていくことはできる。

忘れちゃいけないことが、どんどん忘れ去られている気がするんだ。


人の優しさ、ぬくもり、温かさ。


「孤独」という言葉は、人のためにあるのかもしれない。

愛と呼ばれるこれや、この穏やかな気持ちは、

なぜこんなにも同時に切なさを運んでくるんだろう。

「それすら、許そう。大丈夫、いつも愛されているよ。世界のすべては愛だから」


って、遠くで誰かの声がする。

「知ってるよ、それ」って言ってる内は、多分ほんとの愛を知らないんだろな。


ごめんね、許してね。


何度も何度も、この胸をうつ鼓動は、

生きる美しさと、生きてる意味を教えてくれる。


『イキルイミ』


そんな無機質で無意味な愚問を、人はいつまで問い続けるんだろう。


愛し、愛される為に生まれてきたんだよ。

誰よりもあなたを想っているよ。

そして、誰よりも、僕のことを愛して欲しいんだ。

世界中が全員幸せになったら、多分同時にすべての人が不幸になるだろう。


あの日の唄が、僕の心に不確かなひっかかりを感じさせる。


幸せは「なる」もんじゃなくて。


それ自体を楽しむことが、幸せで「ある」ことだったっけ。


また、忘れてたや。


いつもありがとう。

星の見える展望台で話した大切な人は、いつもより笑ってるように見えた。


『自分と、自分の大切な人の幸せ』


今のわしが大切にしてることを教えてくれた人。


幸せになるんじゃぞー。


わしは、相変わらず、もーちょいこんな感じで生きてみます。


夢中で呼び止めて、一緒にいたいと伝える人達は、

いつも、もう自分を離れていくタイミングの人だ。


だから、追い求めるのはやめにしよう。


わしは、単純に生き続けることを選び続ける。

こんなにも穏やかで、優しい気持ちは、

すべてのどんな感情ですら、愛の一部だって感じさせてくれる。


何もないけど、すべてがある。


誰にも分かって欲しくないこの感情を分かってくれる人がいること。


刹那に生きる、今この瞬間。

あぁ、、、生きるってめんどくさいな笑。


それでも必ず、また『愛』ってやつを求めてしまうから余計にめんどくさい笑。


答えを探しても、見つからないよ。


探し続けること自体に、意味と意図が含まれてる。

もうすぐ、新しい風が吹く。


今感じてるこの感じを忘れないように。

さぁ、もう一眠りしよう。


すべては繋がっている。



2010年の日記より抜粋

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