見出し画像

プログラミングで「自走力」を身につける

以前書いた記事が納得できずボツにした記事を作り直し投稿致します!!

自走力とは?
『 自走=== 自分で考え自分で走る』ってことですね。プログラミングでは自走力がとても大事なスキルになります。新しい技術や知らないことなど「教えてもらわないと何もできません」ではなくて、自分で調べて答えを見い出せる人を「自走力」がある人などと呼んでいます。制作・開発の仕事では「自走力」が無くては戦力になりません。IT/Webの世界は日々新しい技術が出てきます。自分で調べて学習して作れるようにならないと、いつまでも独り立ちできない新人のままになります。しかしこの「自走力」はどうやったら身につくのでしょうか?

自走力は『課題・仮説・実行・検証』を高速に繰り返す事で身につく

まず、どのような「問題」 OR「作りたいもの」が目の前にあり、今自分は何を作らなくてはいけないのか?を把握することが重要です。
何を作りたいのか?何が課題なのかが分かっていないと、始めることも仮説を立てることもできません。
「何を作らなければいけないのか?」が決まってしまえば実行あるのみです。
課題(作りたいもの)→仮説(仮実装)→実行検証の繰り返しです。このサイクルになれると自分で課題・問題を把握し、自分で考えた仮説を立て、足りないものは調べ、処理を書き、実行して結果を検証することで
「自分で考えて走れる」ようになります。
1つの問題/課題をもとに流れを書いてみました。


『自走力』を身につけるサイクル


1.課題 (作るものを決める)

貼り付けた画像_2019_12_14_12_02

- どんなアプリを作りたいのか?
- どんな機能ができればいいのか?
- どんな結果になればいいのか?

POINT:
作るものを明確にする
目的をハッキリと理解することが大事
目的を文章にするとで見えやすくなります


2.仮説(想像し、CODEを書く)作りたいものが決まれば、あとはどのような機能があってコードを書くかですね。

貼り付けた画像_2019_12_14_12_09

1. ”方法と仮実装”を考える以下に例を示します。

やりたいこと
1. ●●をクリックしたら
2. Aの画像(a.jpg)を非表示にする
3. Bの画像(b.jpg)を表示する

やりたいことの処理を考える
1. クリックイベントを作る
2. id="img"の要素をstyleのdisplayで”非表示”
3. id="img"の要素をsrc=”b.jpg”に変更してstyleのdisplayで”表示”

やりたい処理をCODEで書く
本記事のCODEはHTML/CSS/JavaScriptをイメージして解説しています。

   //1. クリックイベントを作る
   document.getElementById("id名").onclick=function(){ ... ... };
   //2. id="img"の要素をstyleのdisplayで”非表示”
   document.getElementById("img").style.display="none";
   //3. id="img"の要素をsrc=”b.jpg”に変更してstyleのdisplayで”表示”
   document.getElementById("img").src="b.jpg";
   document.getElementById("img").style.display="block";

言葉をそのままコードに移して記述していきます。

POINT:
汚いコードでもOK、まずは目的どおりにプログラムが動作するのか?を確認するだけ。
スピード感が大事で「まず動かしてどうなるだろう?」も超大事!
この段階では上手く行ったらラッキーくらいの気持ちも超大事!
理由:まだ仮説(方法と仮実装)、この段階で完璧なコードに時間を費やすのは無駄な時間になる。


3.実行検証(動作確認、結果を評価)
 
【想定外の結果の場合】

A. CODEの間違い
”ロジック” が間違っている
「仮説 > CODE」を作り直すところから再度スタート
”入力ミス、打ち間違い”
打ち間違いが多い人は、一定量のCODEを書いていないため沢山CODEを書いて慣れる必要がある(初級段階では9割は打ち間違い)。
「仮説 > CODE」を作り直すところから再度スタート

まずは「 Error内容 」の確認です。
確認方法 Chromeブラウザで表示→右クリック→「検証」→「console」タブ 

貼り付けた画像_2019_12_14_12_10

『エラーがでているファイル名、エラーが何行目』にでてるかも表示されていますので、まずはその行を確認してください。
※エラーは表示されてる行だけではなく、関係している上下の処理に起因してることもあるので覚えておくと良いでしょう。

B. 仮説が違っていた
方法と仮実装” が間違っていた
そもそもエラーが無く、ちゃんと動作してるけど思った動作になっていない。など、解決方法が違うケースも多々起きます。
「がっかりしないでください。これは1つの動作を確認することができたのです!1つの可能性を潰せたのです!」素晴らしいことです。
次の可能性がある解決方法を試していきましょう。
「仮説 >方法と仮実装 」を考えるところから再度スタート

貼り付けた画像_2019_12_14_12_11

 

● 想定内の結果の場合

1. CODEを整える
2. 再度、実行して確認する(変更したら常に確認)
3. 問題なければ 次の「課題(or 作りたいもの)」に取り組む

貼り付けた画像_2019_12_14_12_12

自走力は『課題・仮説・実行・検証』を高速におこなう事で身につく

まず、どのような「問題」 OR「作りたいもの」が目の前にあり、今自分は何を作らなくてはいけないのか?を把握することが重要です。
何を作りたいのか?何が課題なのかが分かっていないと、始めることも仮説を立てることもできません。
「何を作らなければいけないのか?」が決まってしまえば実行あるのみです。
課題(作りたいもの)→仮説(仮実装)→実行検証の繰り返しです。このサイクルになれると自分で課題・問題を把握し、自分で考えた仮説を立て、足りないものは調べ、処理を書き、実行して結果を検証することで
「自分で考えて走れる」ようになります。

貼り付けた画像_2019_12_14_12_14

「答えが無いと分からない」体質の改善
今までの学校教育は答えのあるものを教えられてきました。
しかし、過去に無いもの、新しいものを生み出し起業となれば自分が考えて作り上げるしかありません。誰も教えてくれませんし、自分で答えを見つけ結果を出すスキルが必要になります。
それが私が言う自走力です。受け身の体質、言われないと動けない、教えてもらわないと動けないなどの場合、前述の
「課題(作りたいもの)→ 仮説(方法と仮実装)→ 実行検証」の繰り返し
を徹底してトレーニングすると良いでしょう。
答えは簡単に教えてもいけません。成長の妨げになるからです。答えを直ぐに教えたくなるのはわかりますが、本人のためにはなりません。
自分自身で真剣に考え悩み抜き、「課題 → 仮説 → 実行検証の繰り返し」で答えを導き出した経験の積み重ねが自走力に繋がります。
周りがどんなに親身になって教えても、本人が沢山がんばって壁を乗り越えないと達成感が無く、やり切った自信もつきません。小さい成功体験が詰めないのです。教えてもらってできた・・・は成長にまったくつながらない無駄な時間となるので「教えれば直ぐ解決」することはできるだけしないほうがよいのです。

おわりに
今回は自走力について自分がプログラミングで教えていてることの、軸にある部分を端的(長かったと思いますが)に記事として書かせていただきました。次回もプログラム学習のなにか?をテーマにし書いていきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?