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前衛批評おまけ雑誌『小失敗』(Note版)

※このテキストは、二〇一九年一月に前衛批評集団「大失敗」によって発売された批評系同人誌『大失敗』創刊号のおまけとして、二〇一九年五月に発売された『小失敗』のNote版です。本体五〇〇円、本誌と合わせてご購入の場合三〇〇円でした(完売しており、おまけなので再販の予定はありません)。

※もともとA468頁あり、文字数にして56000字以上もあります(「おまけ」としては長大ですね)ので、少しずつ読まれるのをお勧めします。なお、三つほど書評の試し読みができます⇨赤井浩太:スタイルをめぐる闘争(津村喬『戦略とスタイル』)左藤青:一億総批評家社会(東浩紀『郵便的不安たちβ』)しげのかいり:「批評家」になんかなりたくない(金井美恵子『夜になっても遊び続けろ』)

※なお、Web掲載にあたって見辛くなる箇所があり、一部改変・省略してあることをご了承ください。以下、表紙・目次・本文です。

目次

『大失敗』エッセイ&補論集 
 文体の技術——批評=アジビラ事始め(赤井浩太)
 いったい誰が読んでいるのか、「批評」を(左藤青)
 金井美恵子論β版一歩前(しげのかいり)

「大失敗読書会」レポート

『大失敗』レビュー集 〈前衛〉のための義務教育
 〈大失敗セレクション〉5冊
スタイルをめぐる闘争(津村喬『戦略とスタイル』)/バルトと六八年(ロラン・バルト『明るい部屋』)/テクノ・ポップとしての柄谷行人?(柄谷行人『隠喩としての建築』)/六八年を未来へとつなぐ(絓秀実『革命的な、あまりに革命的な』)/人は激怒すると明晰になる(伊藤剛『テヅカ・イズ・デッド』)

〈個人編〉15冊
  「批評家」になんかなりたくない(金井美恵子『夜になっても遊び続けろ』)/新しさイデオロギー(ジャック・デリダ『ポジシオン』)/「批評家/イデオローグ/アジテーター」(平岡正明『地獄系24』)/「道具箱のベンヤミン/大失敗のベンヤミン」(ヴァルター・ベンヤミン『歴史の概念について』)/「近代日本」を知るための一般教養書(竹内洋『日本とアジア』)/動物と人間(深沢七郎『楢山節考』)/まだ人間で消耗してるの?(クラフトワーク『人間解体』)/「思想的腕力」とは何か(谷川雁『戦闘への招待』)/野坂昭如をもっと近くに(野坂昭如『俺はNOSAKAだ』)/不完全であるがゆえの正義(岩永亮太郎『パンプキン・シザーズ』)/飽き性と悪意(冨樫義博『幽☆遊☆白書』)/武井昭夫を読め(武井昭夫『創造としての革命―運動族の文化・芸術論』)/一億総批評家社会(東浩紀『郵便的不安たちβ』)/「実践」と「大学」(大月隆寛『厩舎物語』)/POP・POLITICS(KEN THE 390『ALL TIME BEST』)


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