【ライフシフトシリーズ】 シニア世代『プロフェッショナル顧問』への道

顧問斡旋会社がたいへんな勢いで成長しています。

私自身4社程お付き合いをしていますが、経験談に基づき雑感を綴ってみました。

「顧問」というと、組織社会を卒業(定年)したベテランの市場と思われています。(必ずしもそうではありませんが...) is

その役割は、専門知識、経験識などなどをベースとした「アドバイザー」や「相談役」、「メンター」や「トレーナー」「カウンセラー」、そして「コンサルタント」や「参謀」などなど、立ち位置によりそのミッションは様々です。

知見や経験価値を買ってもらう営業を「顧問斡旋会社」は行っています。

一例ですが、「雇用すると年俸2000万円以上の優秀なシニア人材を30万円/月でご活用いただけます」といった具合。

企業側は『新卒採用した人材を育成し一人前にする期間コストを考えると、即戦力として30万円/月は高くない』と考えて案件が成立します。
顧問斡旋会社には多くのシニアが登録しており、そのデータベースからマッチングを行うビジネスモデルです。
シニア人材にとっても、定年後に社会繋がりを持てるのは良いことですし、これからどんどんと、このようなマッチングニーズは高まってくると思います。

ただ杞憂される現実もあります。
市場では、顧問=人脈紹介が顧問斡旋会社の主業務の一つとなっていること。
そのスキームは、斡旋会社の営業経費+紹介料が反映されて、顧問料配分割合は、概ね、顧問1 : 斡旋会社2のようなケースもあります。

そして、『私は〇〇会社の社長を知っている』....が価値を生む「顧客紹介支援」が顧問業のように思われている現実。

1人の人脈が枯渇すると乗り換え!
こうした「人脈切売消費モデル」は、本来の顧問価値を活用することにはなりません。
 

顧問先の企業が持つサービス価値やプロダクトの価値を、紹介する企業等に「紹介か」するだけでなく、価値創造の提案を行う事が本来の顧問価値です。
紹介先とのアポ取りだけを担う「顧問」と、価値創造提案までできる「プロフェッショナル顧問」

サラリーマン人生、最終コーナーに差し掛かる頃にはなると、ネット広告に出てくる「顧問登録」サービスに目がゆくものです。
私の経験では「登録」をしてから、具体的な話を受けるようになるには相応の時間がかかります。

その間、『プロフェッショナル顧問』への道をいかに作り上げて行けるのかを考え、学んでおくことも必要です。
例えば、「人脈」の価値認識と磨き方々を意識しておくこと。

「人脈」には以下のようなカテゴリー(私流ですが..) があります。

名刺脈
知人脈
友人脈
恩人脈
心愛脈

と言った段階です。
要は、

単に、どこかで『名刺交換した』レベル。
お互いに、顔も覚えていないケースも多々ありますよね。
でも「SANSAN」のCMにもあるように、きっかけ作りの価値はあります。

次の段階は、
『私はあの人を知っている』のレベルです。
昔の友達、遊び友達、飲み友達、等々、仕事繋がりだけではなく、人生時間の中で繋がっている人たちです。

そして、もう少し濃い関係による
『恩義を感じている繋がり』レベル。
師弟関係やお世話になった(した)人との繋がりです。

最後に、
『全幅の信頼とかけがえのない繋がり』
愛や情、そして心からの信頼関係による繋がり。相互尊敬の関係ともいえます。

私は、こうした「人脈」を適正にセルフマネジメントをして、新たな『社会価値創造』に転嫁してゆくことが『プロフェッショナル顧問』のミッション!と考えて行動しています。

HLD Labでは、私の経験談を交え『プロフェッショナル顧問』を目指されている方々への養成プログラムを用意して、シニア世代のライフシフトを応援しています。

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