『マイクロラーニング』を活用して組織活性化! AXONIFYを活用したTMシステム

*TM Transactive Memory (組織の知)

2月17日の日本経済新聞7面の記事の抜粋です。

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数分の短い動画で、ハラスメント対策からプログラミングまで学べます――。
そんなサービスを提供するスタートアップ企業が目立ってきた。「マイクロラーニング」と呼ぶ新たな学習方法で、通勤電車や昼休みの隙間時間を使う。研修などで採用される例も増えてきた。スタートアップ企業が、働き方改革を進める企業や学びの生産性を上げたいビジネスパーソンを支えようとしている。

 「学んでほしいのは基礎中の基礎。隙間時間を使えるのは大きい」
 トリドールホールディングスで食品管理を担当する増田雄一課長は、ラキール(東京・港)の研修動画についてこう話す。グループの従業員1万6千人が、勤務中にタブレット端末などで3分程度の教材をみて、手洗いや身だしなみといった食品衛生の基礎を学ぶ。

働き方改革機に

 ラキールがトリドールに動画を提供し始めたのは2019年春。システム開発を主力とするラキールが試験的に取り組んだものだったが、需要があるとみて20年1月、3分程度の研修動画の制作・提供を始めた。

 ハラスメントや労働安全など90種類あり、今後は災害対策などのコンテンツを1カ月に5件ほど加えていく。価格は利用者1千人の場合、年約380万円が目安だ。

 ナレーションや動画の編集は外注し、シナリオ作りは自社で作業する。久保努社長は「社員を長く拘束する座学や、時間の長いeラーニングから置き換えたいというニーズがある」と話しており、働き方改革が追い風になると期待する。

 企業は、社員が動画をみたかどうか確認したり、学習内容にかかわるテストを実施したりできる。20年末に200社での採用が目標だ。
 MMD研究所(同・港)の19年12月の調査は、働く世代が1日にスマホを利用する時間が膨大であることを示す。20~40代の男性の場合、2~3時間と答えた人が最も多い。それぞれの世代の回答者の20~29%を占めた。わずかな隙間も、重なればひとかたまりの時間になる。時間を奪い合うかのように新興勢のサービスが多様化した。

「パイソン」も

 マイクロラーニングで先行組のドットインストール(同・渋谷)はプログラミングに目を付けた。人工知能の開発に使われる「パイソン」やサイトを作る「HTML」などの約400レッスンを持つ。3分に編集、10~数十本まとめて提供する。12年の創業後、デジタル分野の知識に関心が高まるとみて14年に企業向けサービスを始めた。

 プログラミングのような専門性の高い分野では、本格的な学習を補うかたちでマイクロラーニングが使われている。同社でも、社内研修の前に基礎知識を身につけてもらう使い方が多いという。利用企業数は明らかにしていないが、個人の利用や、一部サービスだけ使える無料利用も含む総会員数は45万人にのぼる。料金は社員1人あたり月2680円(税別)。

 マイクロラーニングは時間が一層短縮する方向へ進化しそうだ。リクルートマーケティングパートナーズ(同・品川)は19年11月、社会人の利用を想定した「スタディサプリイングリッシュ 新日常英会話コース」の動画を1分にした。小学4年生から大学受験生を対象とした主力の動画は10~15分程度だ。

 米国ではアグゾニファイなど新興勢が成長し、大手によるM&A(合併・買収)も起きている。米人材サービス大手のコーナーストーンオンデマンドは18年、グロボを2400万ドル(約26億円)で買収した。eラーニング事業強化のためだ。
 05年に米国で始まったユーチューブは、動画の長さが数時間にわたるものもある。だが、16年に中国でスタートした動画投稿アプリ「ティックトック」は15秒から1分だ。デジタルネーティブ世代がますます働くようになれば、隙間を生かすサービスの需要は一層高まる。マイクロラーニングへの参入企業の増加が見込まれ、動画の短さに加えコンテンツの質を競うことになりそうだ。
(高尾泰朗、湯前宗太郎、新田栄作)

-Unquote-

HLD Lab では、この「マイクロラーニング」に「サブリミナルラーニングメソッド」を加えた育成プログラムを開発しています。

『AXONIFY』などのプラットフォームに、脳科学を組み合わせた進化系『トランザクティブメモリーシステム』!

隙間時間を活用しながら「無意識」のうちに学ぶ手法は、組織社会の「意識変革」を実践させるツールとして有望です。

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