人間の意識や組織の風土を「測る」手法の様々!

環境が人間の「感性」に及ぼす影響を「測定数値化」し、その効果が組織の生産性を高め「価値創造」に繋がってゆくプロセスと、「相関性や因果」を研究しています。

可視化出来れば、様々なサービサーにとっても、また集団・組織にとっても「効果のベンチマーク」が予測でき、サービスや、プロダクトのクロージングを促進させることがでさきます。
まぁ、出来ればの話ではありますが、期待値は高いものがあります。

今日は、私が進めているこの取組について、一部ご紹介したいと思います。

「感性」を測定する試みは、学術的な研究も活発に行われており、「ソサエティ5.0」時代には当たり前の事になると思います。
ただ、今は過渡期でもあり、「これだ!」といった「魔法」はありません。

しかしながら、社会には面白いナレッジサービスが沢山あるものの、「知らない」だけ!ということも多々あります。

私は好奇心から、色々な「知のサービス」情報を集めているのですが、そうした「知」を繋ぎ合せてみるとこと、「知のイノベーション」が起こり得る可能性を感じています。

「意識や感性の測り方」にヒントとなる既存サービスや研究活動の最前線としては、以下のサービスがあります。

【調査手法】
1.Great Place to Work
世界約60カ国で従業員意識調査を行い、調査結果をもとに毎年「働きがいのある会社」ランキングを発表している機関のサーベイです。

https://hatarakigai.info/

2.eNPS
eNPS℠とは「Employee Net Promoter Score」の略で、米国のコンサルティング会社「ベイン・アンド・カンパニー」のライクヘルド氏が提唱した、従業員ロイヤルティ(職場に対する愛着・信頼の度合い)を数値化する指標です。
eNPS℠が上位の企業は離職率が低く、やりがいを感じることができる職場であり、社員の生産性も高いという傾向が示されています。
日本では「EmotionTech」がサーベイの支援活動しています。

https://www.emotion-tech.co.jp/resource/2017/what_is_enps

3.Motivation Cloud
リンクアンドモチベーションが提供している組織活性化サーベイのプログラムです。
https://www.lmi.ne.jp/services/totalsolution/cloud.html

4.エマジェネティックリサーチ
エマジェネティックスとは米国教育学者ゲイル・ブラウニング博士と統計学者ウィリアム・ウェンデル博士によって開発された脳科学と心理学に基づく特性分析ツールです。
https://sinsei-inc.co.jp/2019/02/26/eg/

5.感性プロジェクトコミッティ
ビクターら5企業が五感と空間を意識した共同プロジェクトです。

五感の複合的要素の解析と効果測定を行う機関です。
https://www.musicman-net.com/business/2469

http://kanseiproject.com/

【学会・一般社団法人】
1.日本感性工学会
https://www.jske.org/

2.日本認知科学会
https://www.jcss.gr.jp/index.html

3.日本生理人類学会
http://jspa.net/

4.日本ポジティブ心理学協会
https://www.jppanetwork.org/

ここにご紹介しましたのは、一部に過ぎません。
私が属している「日本オフィス学会」で活動されているアカデミアの話によると、「オフィス学」は60以上の学際(心理学、人間工学、認知工学、感性工学、行動学、文化人類学...etc)の集大成と言われています。

今日のテーマ「測る」観点は色々ですが、
何を目的にして「測定数値化」するのか!
を今一度考えてみることも大切だと思います。

そして、重要な点は、人間の意識を科学的に『完璧に測定』をする事は「不可能」という事!

こう言うと、身も蓋もありませんが、測定数値の意味合いとは、公式解の証明ではなく、蓋然性のストーリーを構築して、組織としてのセンスメイキング(腹落ち感や納得感)をつくる「データ・情報」の一つとして活用するもの!と認識しておく事が大切です。

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日本興業銀行(現・みずほ銀行)で20年、その後ドイツ銀行グループでTax Director.2005年にスクウェア・エニックス米国社長(COO)と本社総務部長を歴任。2019/1株式会社HLD Labを創業し、「幸福社会創造」の活動に取り組んでいる。