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『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その20 『睡眠の科学』 『パワーナッピング』効果で「暮らし力」をアップ

今月は「在宅テレワーク月間」となりそうです。

朝の準備と通勤時間が無くなることから、起床時間が遅くなった方も多いのではないでしょうか。
朝ゆっくり寝れるのは嬉しいものですが、在宅ワークでの睡眠リズムが変わると、かえって価値創造活動のパフォーマンスが落ちてしまう事になってしまいます。

今回は、睡眠と活動、そして仮眠(昼寝)の習慣をデザインする『睡眠の科学とパワーナップ』について、その効用と「ビジネスシエスタの勧め」をお話しします。

まずは、昼寝の効用研究を紹介します。
仕事(含む在宅ワーク)時間中のパワーアップナッピング!

「昼寝」は「睡眠」とは異なります。
へ理屈ですが昼寝は「仮眠」です。

15~20分程度の昼寝には多くの効能があることが最近の研究で証明されています。

その効用は

・短時間の睡眠でも、疲労回復の効果があり、仕事の能率がアップする。

・創造性や、記憶力がアップする。

・血圧や脈拍が低下し、リラックス効果が望める。心疾患リスクの低下。

・睡眠不足の状態だと、食欲を増すホルモンが分泌されてしまう。昼寝をすることで、これを抑えることができ、結果としてダイエットにつながる。

仕事の能率がアップするのみならず、ダイエットにもつながるのであればぜひ毎日昼寝をしたいところです。

一部英文記事ですが参考まで!

http://www.lifehacker.jp/2012/07/120727best_nap_time.html
http://www.bloomberg.com/news/articles/2012-04-19/sleeping-on-the-job-good-overachievers-do

http://www.lifehacker.jp/2012/07/120727best_nap_time.html

ところで、国も昼寝を推奨しているのをご存知ですか。

厚生労働省が2014年3月に11年ぶりで『睡眠指針』を一新しました。
12箇条からなるその指針の中で、働く世代に対して「昼寝」を推奨をする項目が追加されました。

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000047221.pdf

生産性を上げる為に就業時間内に「昼寝」制度を導入! ハードルが高いですが、挑戦してみるのもの面白いと思います。

昼寝といえば「シエスタ」が有名ですね。

「シエスタ」はスペイン語で「昼寝」の事。一般的には、13:00-16:00の時間帯を休憩時間(街中の店や公務もこの時間帯は休み、但し、2006年から官公庁は廃止)とするスペイン特有の慣習です。

実は、
日本の会社で「シエスタ」制度を持つ企業が大阪にあります。
昼休みは13:00-16:00の3時間! 食後の仮眠を推奨し社員の生産性向上を図る狙いがあるようです。

大阪に本社を置く「HUGO」http://www.hugoinc.us/

日本企業では珍しいこの制度を、同社は会社制度として導入したとのこと。

一般的に人間のサーカディアンリズム(概日リズム=体内時計)は、午前中は上昇、正午頃が最も高く、午後2~3時ごろにかけて活性が低下します。

そして、午後4時すぎに再び上昇に転じて数時間活性化した後、就寝時間に向けて再び低下、就寝中の深夜2~3時に最低となると言われています。(健康的な朝型生活の人の場合)

昼食後の心身の活性が低い午後の1~3時を睡眠時間やリラックス時間にあてることで生産性を上げる事は理にかなった考え方です。

テレワークの今、自宅仕事のペースつくりに「ナッピング」を試してみてはいかがですか。

アフターコロナの働き方改革の一つとして「ビジネスシエスタ」として取り入れてみるのも良いかもしれません。

その為には、テレワーク期間の生活リズムを一定に保っておく事(例えば、6:30起床 13:00-パワーナッピング、23:00就寝)外出大切です。

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