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花火と夏の終わり

まだふもとは残暑厳しいですが、一足早く、秋に近づいた大山です。ほとんどふもとに下りてないので、ふもとから来るお客さんの開口一番

「大山が涼しい!」

の言葉に今一つ共感できないのですが、ここ数日、夜は寒いと感じる日も出てきました。

昨日はふもとの町で大きな夏祭りがありました。「がいな祭り」が17,18日の両日行われたのですが、きっと盛り上がったことでしょうね。一度も見に行ったことはありませんが、宿近くの展望スポットでお客さんと一緒に花火を楽しみました。

風向きのせいなのか花火の音があまり聞こえなかったのですが、かすかに聞こえる音と、高く上がる打ち上げ花火。街の明かりも遠くの漁火も、そして振り返れば山の上に登っていく大きな月も楽しむことが出来ました。

「こんな涼しい中で花火を見るのもいいですね‥」

正直、臨場感には程遠い本当に小さく見える花火なのですが、夜風と虫の音、時々聞こえるフクロウの声が大山らしい花火見物になりました。

子供のころからにぎやかな場所や人が集まる場所が苦手なので、小学校のころはおじいさんと一緒に、田んぼのあぜ道に椅子を置いて地元の花火をみたものです。夏の思い出は、仏壇の盆提灯と蚊帳と遠くに見える花火。そして、いつもおじいちゃんに出される、数学の質問。

花火が上がってから音が聞こえるまでで、距離がわかる‥

なぜか花火と数式がノスタルジックな夏の思い出の寿庵オーナーです(笑)。

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