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大山1300年祭・結願法要

10月24日(木)は大山の「秋のご縁日」ということで、毎年、寺と神社のお祭りのある日です。煌びやかな衣装を着た子供たちが紅葉の参道を練り歩く、そして本堂の前では護摩焚きが行なわれる、、。この光景はいつもの秋のシーン。ただ、今年は一昨年より続いた「大山開山1300年祭」の最後の法要である「結願法要」が「合同法要」「採灯大護摩法要」に合わせて行われました(一昨年は開白法要、昨年の1300年は開創法要といいます)
残念ながら雨だったために、稚児行列は中止に、それ以外の行事は雨の中でも粛々と執り行われました。足元の悪い中ではありましたが、輪袈裟をかけた参拝客が大勢、大山寺本堂をめざし参道を歩いていました。私も今日は朝からその輪袈裟をかけて、お役目です。

ここでは、結願法要に関する事は割愛。上記、すでに書いた記事を添付します~。

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宿に宿泊のお客様へサービスしていた護摩木もこちらへ並べます。テーブルの上には次々と積み上げられ、かなりの山になっていました。みんなの色んな願いが詰まってます。

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合同法要、そして結願法要、大山寺本堂前には多くの方が、来賓もずらり勢揃い。私はこの後行われた法要は見ることなく、次のお役目会場へ!以後の写真は寿庵のお客のNくんに撮影してもらいました。で、その私は、、

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次の役目の前に、自治会の施餓鬼担当の皆さんの作った温かいなめこ汁をいただく。寺の観音堂の前でいつもの振る舞いです。何とも言われぬおいしさ、、なんだろう、このなめこ汁は特別おいしい!!みなさんもいただかれたかな??自治会の皆、各場所での役目があり、祭を支えます。

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本堂横では祭壇が設けられ護摩がくべられるのを待ちます。

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大山寺には今は3名のお坊さんがおり宿坊にお住まいです。以前は7名もいもいたとのこと、地元の方も寂しくなったね、、と話をされていました。合同法要、結願法要のあと、護摩木が火の中にくべられ採灯大護摩法要が始まります。

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多くの方が見守る中、護摩木をくべた護摩壇が燃え、その炎と煙が天高く上がっていきました。大山の山は火の神岳といわれます、何か所以なんかがあるのかなぁ??さて、護摩法要といわれても、何だろう、、と言う人もいるでしょうから、サクッと説明。

護摩焚きは天台宗、真言宗などの密教、修験道で広く行われているほか、神道でも見られ、護摩焚きに当たっては各宗派の作法がある。屋外では護摩壇に薪を積んで檜葉で覆う方法も見られる。修験道では五穀や米、油、丸香、散香、華などを護摩木が燃える炉中に投じるという。 屋外での護摩焚きの呼称に関して、天台系・本山派では採燈(灯)護摩と呼び、真言系・当山派では柴燈(灯)護摩と呼んでいる。

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3年にわたり続いた、大山開山1300年祭、今日の「結願法要」をもってすべての行事が終わりました。ちょうど、この1300年目の節目に事業ができ、そしてかかわることができたことは、とてもラッキーだったかもしれません。次は1400年、、さすがに生きてはないけど、次の世代に受け継がれ、この大山の自然と、そして大山寺での営みが、未来永劫続くことを願わずにはいられないですね、、、。

寿庵では、護摩木は秋の紅葉週間期間中ずっとサービスします!今日の法要以降11月5日までの護摩木に関しては、来年の10月24日にお炊き上げですよ~。ぜひ、寿庵に泊まって護摩木に願いを書いて、護摩堂に奉納しましょう。


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