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【エッセイ246】晴れたら山へ行こう

晴れたら山へ行こう。

などと思っても雨が止まない。梅雨なので雨は仕方ないとしてもこう毎日降り続くのはウンザリする。雨でも風でも山へ登るツワモノも居るには居るらしいけれど私にそこまでの技術も体力も無い。晴れたら山へ、なんて思い続けてもう一ヶ月は経つだろうか。いつになったら晴れるのだろうか。

休日は家でゆっくりすることで回復する人がいる一方、体力を使い果たしてヘトヘトになり泥のように眠ることで回復するタイプの人もいて、私は後者。なので休日が雨で家に引きこもっているとグッタリしてしまう。

最近はすっかり家にこもりきりだけど6月のまだ梅雨が本格化する前、ギリギリの天気を選んで陣馬山から高尾山へ縦走を決行した。当日の朝は雨こそ降っていないものの平地でも霧が出ているような天候。

平地で霧が出るほどなので陣馬山の登山道も霧に隠され、辺りはぼんやりと白んでいた。

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霧に覆われるのは幻想的ではあるけれど、とにかく暑い。霧と曇りで直射日光の熱が無いにもかかわらず湿気で蒸し蒸しと暑い。しかも気温は30度近く、風もないから汗が止まらない。

まだ始まったばかり、どころか縦走スタート地点である陣馬山の山頂に辿り着いてもいないのに体力がみるみる奪われていく。日差しが暑い日も辛いけれど蒸し暑さは最悪。熱が身体中をまとわりつくようで不快感が増すばかり。

梅雨の合間にどうにか山歩きをしたいと強行したものの暑いし景観も期待できないし、これは失敗だったかなと若干の後悔を感じながら山頂を目指した。

何とか山頂へ辿り着くと、辺りを覆っていた霧が晴れて雲の合間に青空が見えた。ふと登山道を振り返ると、霧は山頂までは届かずに木々を覆い隠して、まるで雲海の上にいるような景色だった。

結局この日はゴールの高尾山まで曇り空で景観は楽しめなかったけれど、スタート地点で見えた景色で十分に元が取れた。体力を使い果たして、その日は気持ちよく眠れた。

あれから一ヶ月、連日の雨や大雨災害で嫌なニュースばかりが聞こえて来て気分もすっかり滅入る日々が続くけれど、もうじき梅雨が明ける気がする。

晴れたらまた山へ行こう。

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また新しい山に登ります。

ありがとうございます!貴方に良いことが起こりますように!
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すっかり山男見習い。山のことや旅のこと、自分で撮った1枚の写真を載せて、様々なエッセイを書いています。2019年4月21日から開始。

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コメント (6)
>鳥裸族さん
標高の高い山じゃないですが雲がちょうど山腹を隠してくれて、良い感じの雲になりました( ´ ▽ ` )
>はるさん
視界が悪いのはありましたが霧で辺りが閉ざされるような経験は滅多にないので、とても幻想的で暑ささえなければずっと歩いていたくなるような山道でした( ´ ▽ ` )
登山道の写真も幻想的で体感温度は10度くらいに感じるのに、、、、30度か〜い♥
写真を見返しても涼しそうなのですが、死ぬほど暑かったです(笑)
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