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【実践編】ベトナム・オフショア開発

前回はオフショア開発の観点についてまとめた。

今回は実践編として、ベトナムでオフショア開発する際に、現地視察して感じたことなどをご紹介していきたい。

ベトナム人エンジニアの特徴

まずはベトナム人エンジニアの特徴をご紹介したい。

1.勉強熱心
フューチャー時代の会長に、ベトナム人は世界で日本と同様クシー運転手が新聞を読む稀な国であると聞いた。
今回6社訪問したが、ほとんどの会社で勉強会が開かれており、ITや日本語が開催されていた。
本当に勉強熱心な国で、僕も含めて日本人ももっと勉強しなければいけないと危機感を感じた。

2.年齢が若い
国民の平均年齢が28歳の国である。
エンジニアもとても若い。
若さは武器である。
僕なんても老人の域だとここでも危機感を感じた(笑)

3.人間関係がウェット
これも現地視察してわかったことだが、かなり人間関係がウェットである。
最初のチームビルディング時には飲み会は必須だし、定期的に開かないと、エンジニアのほうから言ってくるらしい。
すごく戦後の日本に似ていると感じた。

つまり、ベトナム人の一言で言うと、”ハングリー”である。

ベトナムのラボ型開発

ベトナムエンジニアリングの特徴は、ラボ型開発だ。日本の準委任契約に似ているのだが、1人1人の契約ではなく、チーム単位で契約するせいかコミット度が違う。
表にまとめると、下記のイメージだ。
ベトナムでも請負型開発も可能だが、その分コストも上がるようだ。
お互いリスクをとってプロジェクトを成功させるために、ベトナムではラボ型開発が一般的だ。

ベトナムとの開発体制

ベトナムでの開発体制も特徴的だ。
必ずブリッジSEという日本語通訳が付き、ベトナム側のエンジニアに指示する形をとっている。
またブリッジSEの代わりにコミュニケーターという職種があり、コミュニケーターが日本語とベトナム語を翻訳する役割を持つ。
平均報酬もエンジニアよりコミュニケーターのほうが高いそうだ。
ベトナム特有の事情だろう。

ハノイとホーチミン

またハノイとホーチミンもかなり違いがあったので紹介したい。

ベトナム開発会社のご紹介

最後にベトナム開発会社をご紹介したい。
特にここに上げた会社はすべて良く悩ましい限りだ。
もしオフショア開発に興味を持たれた方は、ご紹介も可能なのでお声掛けいただけると嬉しい。

なお、今回アジャイル開発を前提にしているので、リクルートが使っているような大規模開発を得意とするFPT社などは調査の対象外としている。

そして、僕のTwitterアカウントは @daisakku で、テクノロジー・マーケティング・経営などをつぶやいています。
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