AIとエンジニアの役割変化
先日あるエンジニアと話していたときに、AIという技術とエンジニアの役割の変化になった。
今回は僕が考えるエンジニアの役割の変化について書いてみる。
AIでなくなる職業
まずは2013年にオクスフォード大学のオズボーン教授が発表した「10〜20年でなくなる可能性の高い職業」が有名だ。
要約すると、大量のデータをコンピューターが処理することによって、今まで非ルーティン作業だったものが、ルーティン作業になる職業が代替されるのだろう。
例えば、弁護士業務の大部分であろう、判例調査。いままでは大量の判例を調べる必要があるため時間がかかった作業だが、AIが文献から特徴量を抽出して、判例結果を一瞬で出してくれるそうすることによって、弁護士の業務がなくということだろう。
同様に、AIによる単純作業の削減によってなくなる職業が発生する。
図.松尾先生の10年後、「人工知能に取って代わられる職業とは」(抜粋)
AIによる技術発展
AI、特にディープラーニングによる技術発展に関しては、下記の図が一番わかりやすい。
詳細は下記サイトを読んで頂きたいが、要は
認識(①+②)
→運動(③+④)
→言語(⑤+⑥)
のよう技術が変化していく。
そして、現在は、認識→運動の段階。
これが現在のディープラーニングをベースとした第3次AIで解決出来るのが論点になるのであろう。
AIから見るエンジニアの役割変化
現在のエンジニアの役割としては、
・要件定義/設計
・開発(コーディング)
・コミュニケーション
・プロジェクトマネジメント
がある。
その中でも、単純作業な部分が多いコーディング作業の部分がAI変わるのだろう。
いまオフショア開発をしていて価格競争力という意味でもオフショア開発はあつい。しかし地域差による価格競争力も、AIによって代替出来る。実際オフショア開発をやっていても、要件定義/設計やコミュニケーションなどコーディング以外はサービス側(日本側)に残る。
エンジニアの役割として、要件定義/設計やコミュニケーションなど言語との紐付けや知識理解など「言語」の部分は永遠に残るもの考えられる。
まとめ
今後のエンジニアは、AIと向きあっていくことは必須のスキルとなる。
しかし、重要なのはAIには出来ないこと、
・コンピューターや機械を使う仕事
・対人間のコミュニケーションをする仕事
・創造性を発揮する仕事
だけは、AIには代替できない。
創造性を発揮するエンジニアになることが、今からのエンジニアに求められることではないだろうか。
最後に、僕のTwitterアカウントは @daisakku で、テクノロジー・マーケティング・経営などをつぶやいています。
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