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月刊こしら Vol.84 (2022年5月号) 「ディズニーランドと長屋の花見」

「ディズニーランドと長屋の花見」文・立川こしら

長屋の連中が集まって、家賃の催促ではないかと相談するシーンから始まります。この長屋の住人は家賃を満足に払っていません。そんな契約が存在するのかと疑問に思いますが、現在の日本でも十分あり得る設定です。払いたくても払えない。ほとんどの人はきちんと家賃を払います。住むところのコストは最低でも確保する生き方が出来ているからです。

この長屋の連中は、今で言うワーキングプアなんでしょう。働く意思はありそうですが、労働意欲があるかと言われれば疑問。しかし人並みの暮らしを送りたいと思っている事は確かです。

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