歌詞:the end

今回も6月に発売した月刊山先大生から1曲。
the endの歌詞を載せたいと思う。

これはシンガーソングライターあるあるなのだろうか。

どうにもならない事はやはり存在して、「しょうがない」という言葉を使うのは癪だが、、、しょうがないのである。その虚しさと向き合うために、あるいは向き合わないようにするために歌を歌っている面もある。しかしあの子に届くことのない歌だって、歌っている自分には否が応でも届くのだ。口から放った虚しさは音速で僕に帰ってくる。

割り切れない思いを小数点を利用して無理やり割ったが

やはり余った


the end

あとちょっとだけ健康的な朝なら
今さら伝えたい事なんてさ
浮かばなかったのにな
花瓶の水を飲み干してしまうから
枯れたのは 当たり前だよな
何を悔やんだとしても

進むために立ち止まったのか
戻るために立ち止まったのか
あなたの涙を僕に置いてって
これからは笑っていて

あなたには聞こえない
あなたを歌う僕の歌は
僕には聞こえてしまう
聞きたくない でも歌いたい
愛しさも 憎しみも 張り裂けるような大声で
温もりも 冷たさも 消えそうな小さな声で

あとちょっとだけ 短い夜だったなら
頑張って眠りにつく事も
なかったかもな

寄り添うために離れたのか
離れるために寄り添ったのか
上と下の瞼は 今日は
とりあえずもう離れない

あなたには聞こえない
あなたを歌う僕の歌は
僕には聞こえてしまう
聞きたくない でも歌いたい
愛しさも 憎しみも 張り裂けるような大声で
温もりも 冷たさも 消えそうな小さな声で

あなたを想って詩を綴るのも
これが最後だ
これが最後だ

あなたには聞こえない
あなたを歌う僕の歌は
僕には聞こえてしまう
聞きたくない でも歌いたい
後悔と涙で愛しさの
輪郭をなぞってるみたいだ

愛しているよ

これが最後だ


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