鏡餅づくりから着物体験まで、ツアーズで「一味違う新年」を楽しもう!
気づけばもう年の瀬、2024年も残りわずかとなりました。みなさん、お正月はどんなことをして過ごしますか?
2025年の大ナゴヤツアーズは、なんと“MY鏡餅セット”をつくれるユニークなツアーからスタート!さらには、古民家での着物体験や料亭でのお茶会席など、新年の風情を感じられるツアーをたくさんご用意しています。
東海エリアの魅力と出逢えるツアーズで、「一味違う新年」を楽しんでみませんか。お正月にまつわる豆知識とともに、1月のツアーをご紹介します!
鏡餅の形にはどんな意味がある?
お正月にお供えする「鏡餅」は、新年を司る「年神様」をお迎えするための依り代。では、あの丸い形にはどんな意味があるのか、知っていますか?
2段の餅は、「月」と「日」(隠と陽)を表し、円満に年を重ねる意味が込められているのだとか。丸い形は人の魂の象徴ともいわれます。餅の上にのせる「橙」は家族の繁栄、両側に添える「裏白」は夫婦円満や長寿への願いを表したものなんです!
お正月飾りに欠かせない「三方」とは?
さて、それでは鏡餅をのせる台は何と呼ぶでしょうか?
あの台、実は三方向に穴が空いていることから「三方(さんぽう)」という名前が付いています。言葉が転じて「三宝」という漢字があてられることも。日本の神事でも、古くから使われている道具です。
名古屋市熱田区の「岩田三宝製作所」では、300年以上も伝統を守りながら三方を作り続け、熱田神宮にも奉納をしています。今回は、7代目の岩田康行さんをガイドに迎えたツアーを開催。世界にひとつだけの三方と、つきたてのお餅で“MY鏡餅セット”づくり!
まずは天然の木曽檜の香りがただよう工房を見学。とても珍しい木を曲げる手仕事や、カンナをかける体験も。その後、杵と臼で餅つきを。つきたての柔らか~い餅を味わいながら、鏡餅をつくります。お正月のあとも、お月見など季節を楽しむ道具として、いろいろ使えますよ。
名古屋の初詣スポットといえば、やっぱり…!?
名古屋の初詣スポットといえば… いろいろありますが、やっぱり外せないのが「熱田神宮」。初詣には行きたいけれど、一方で混雑が気になるという人もいるのでは。大ナゴヤツアーズでは、少し遅めの1月12日にご参拝ツアーを開催します。
ちなみに、2024年の1月1~3日の熱田神宮の参拝客は、前年より約68万人増加して約210万人にも上ったそう。今年はさらに人手が増えるかもしれませんね。
なぜ“三種の神器”は熱田の地に?
1900年以上の歴史を持ち、むかしから地元の人たちに“熱田さん”の呼び名で親しまれてきた「熱田神宮」。何度も行ったことがあるという人も多いかもしれませんが、歴史家・松村冬樹さんのガイドのもと再訪すると、これまで気づかなかった発見があるはず!
「三種の神器」の一つ草薙神剱(くさなぎのみつるぎ)は、伊勢でも大和でもなく、なぜ熱田神宮にあるのか? 神話のロマンスが創建につながった!?古事記や日本書紀の世界を覗けば、まだ知らなかった熱田神宮が見えてくるかもしれません。
除夜の鐘の「除夜」って?
年越しに鳴り響く音といえば「除夜の鐘」。108つの煩悩の数だけ梵鐘をつき、煩悩を追い払うといわれています。除夜とは「旧年を除き、新年を迎える夜」という意味で、除夜の鐘はまさしく一年の終わりと年明けを告げる合図です。
ちなみに、名古屋市中川区にある「圓乗寺」では、一般参拝者も大晦日に除夜の鐘をつくことができるそうです(最新情報は公式HP等から要確認)。並ぶ人が多ければ108回以上でもつけるようなので、鐘をつきに行った人はぜひ教えてくださいね!
古書をひらけば、“新年の音”も聞こえてくる…!?
新年になると聞こえてくる音といえば、除夜の鐘だけではありません。愛知県三河地方に伝わる祝福芸「三河万歳」では、太夫(たゆう)と才蔵(さいぞう)がおめでたい歌や台詞を掛け合いながら舞い、新年を祝います。
そんな、日本らしい“音”に注目する体験がこちら!日本初の古書ミュージアム「西尾市岩瀬文庫」ツアー。今回は《音が詰まった古典籍編》 です。
全国の古書店や古美術商などから蒐集した、岩瀬文庫の蔵書は8万冊余り。その多くが江戸時代以前の書物=古典籍です。
むかしの人々はどんな風に音を聴き、楽しんでいたのでしょう。たとえば、「にゃーにゃー」「ワンワン」などの擬音語で表す犬や猫の鳴き声も、現代の私たちとは異なる音に聞こえていたようです。なかには、新年に行われていた三河万歳が描かれた書物も!かつての日本に響いていた音を”読んで”お楽しみください。
このお正月、料亭文化を体験できるチャンス!?
まち歩きやミュージアムも面白いですが、日本文化が凝縮された料亭で新年をゆっくり過ごすのもおすすめ。ということで、1月には初めてでも気軽に参加できる、料亭でのお茶懐石ツアーも開催します!
名古屋の茶の湯を代表する料亭「御懐石 志ら玉」へ。玄関を開けると町家の風情たっぷりの帳場、廊下に並ぶ美術品、お花、掛け軸などのしつらえから美学が感じられます。まずは、茶室で薄茶を一服。そして、季節の趣向や旬の食、器や盛り付けの解説を聞きながら、正月を感じられる会席料理を楽しみましょう。
ハレの日ではない、“日常使い”の着付けって?
料亭に着物を着て行きたい!そんなあなたは、着物と羽織のお土産付き着物ツアーにも参加してみては?
着物や日本文化を広める活動をしている秋田桃子さんをガイドに、“日常使い”の着付けを学べるツアーを開催します。着物にまつわるお話を聞いたのち、数十着の着物と帯の中から好みのものをセレクト。そして、選んだ着物を一人で着られるようになるまで着付けを教わります。
着物を着て近くの神社までおさんぽも。ブーツへの合わせ方や羽織の合わせ方など、冬ならではの楽しみ方もお伝えしますよ!
名物ガイドさんと乾杯も!?ツアーズ新年会!
最後に、大ナゴヤツアーズの新年会もご紹介!2025年もツアーズを楽しんでもらうために、ガイドさん、お客さん、スタッフとの交流の場をつくります。
会場は、人と文化をつなぐ街の社交場として多くの方に愛される「なごのや」。美味しい食事やドリンクとともに、これまで参加したツアーの体験談や、ガイドさんのツアーでは見られない一面の発見まで、楽しい時間をお届けします。
また、大ナゴヤツアーズにちなんだ、嬉しい商品が当たる!お年玉抽選会などお楽しみ企画もお見逃しなく。2025年の素晴らしいスタートを祈願して乾杯しましょう!
このほかにも、現在、2月までのツアーを公開中。季節を感じられるツアーや、東海エリアならではの体験ができるツアーをたくさん揃えているので、お見逃しなく。
それでは、2025年もツアーでお会いしましょう!