歩き納めから食べ納めまで! 2024年を締めくくる「ツアーズ納め」のススメ
気がつけば、2024年もあと少し。年末が近づくと、「仕事納め」という言葉ほか、テレビのバラエティ番組では「笑い納め」、アーティストやアイドルのファンなら「ライブ納め」という言い回しもよく聞きますよね。
大ナゴヤツアーズ的には、ぜひ「ツアーズ納め」をしてほしいところ! そこで今回は、歩き納めから食べ納めまでツアーズ納めにオススメの12月ツアーを紹介します。みなさん、今年も最後まで楽しんでください!
駅西から天狗山まで、東海エリア“で歩き納め”!
2024年、あちこちでまち歩きツアーを開催してきた大ナゴヤツアーズ。12月にも、ちょっと足を伸ばして行きたい美濃加茂市から、近場の名古屋駅西まで、東海エリア各地の魅力を感じられるツアーを揃えています。みなさんはどこで歩き納めをしますか?
「天狗」の正体は流れ星だった!?
大ナゴヤツアーズでは“妖怪先生”としておなじみ、あいち妖怪保存会の島田さん。尼ケ坂、刈谷、岩倉など、これまでさまざまな場所で妖怪や怪談にまつわるツアーを開催してきました。今回は、島田さんと一緒に少し足をのばして、岐阜県美濃加茂市の「古井の天狗山」へ!
日本において、妖怪とも神ともされる天狗。ところで、なぜ「天狗(テング)」と呼ばれるようになったのか、知っていますか?
天狗の発祥は中国で、「天(テン)」は「宇宙」、「狗(グ)」は「犬」を意味します。なぜ宇宙?なぜ犬? と不思議な気もしますが…
古代中国では、宇宙を駆ける流れ星を凶兆と捉えていたのだとか。尾を引いて飛ぶ様子や、大気圏に突入する際の音から、流れ星を「天を駆け降りる犬」に見立て、怪しげな現象として恐れたといいます。しかし、日本では「天狗=流れ星」という概念は定着せず、山に棲む物の怪として描かれるようになりました。
天狗だらけの神社が、美濃加茂市に!?
「古井の天狗山」はお願いごとの神様として古くから知られていますが、祭神 荒薙大神の使いとしての「天狗」がたくさん存在することでも有名です。
日本一大きい12mの天狗像から、天狗の面で埋め尽くされた神殿まで。天狗や地元の伝承話などを聞きながら、古井駅から昔ながらの商店街を歩き、天狗山をじっくり探検するツアー。「天狗の世界」を楽しみましょう!
これからどうなる!? いま、駅西がおもしろい!
笹島から現地への名古屋駅移転、戦後の闇市から駅西銀座の発展、リニア開通を控えて様変わりしつつある令和の駅西地区。
名古屋市による西口駅前広場の整備計画も進められていますが、2024年1月にはより詳細な案が公表されました。曲面形状の屋根、白御影石や白レンガの舗装、総合情報案内所の設置など… 計画が実現される頃には、駅前の風景が大きく変わりそう。これから注目ですね!
「今しか見ることのできない名古屋のまち」の風景とは?
ガイドの加美さんの解説のもと、地理や歴史、路上観察なども交えながら、駅西をまち歩き。
少し進めば、大正12年に開設されて昭和初期にかけて栄えた「中村遊廓」の跡地に辿り着きます。遊廓のあったエリアは、今では新大門商店街として下町風情を残しています。
ここ数年で残り僅かとなった妓楼建築、遊廓建設に伴う遊里ヶ池の造成と後の中村日赤病院建設、大門横丁の古民家を改装した駄菓子屋、名古屋駅から歩いて10分ほどにありながら残るレトロ銭湯の金時湯まで。名古屋駅の西側に残る「レトロ」を見つけに行きましょう。
カレーからバナナまで、東海エリアで“食べ納め”!
さて、食べ納めもお忘れなく! 大ナゴヤツアーズでは今年も、なごやめし巡り、職人に教わる和菓子作り、味噌仕込み体験など、たくさんの「食」にまつわるツアーを開催してきました。2024年ラストも、おいしいグルメツアーで締めませんか?
「おせちもいいけどインドカレーもね」!?
「おせちもいいけどカレーもね」というフレーズを覚えていますか? ハウス食品「ククレカレー」のテレビCMのこのセリフ。昭和51年から放送されキャンディーズ出演で話題を呼び、後年のCMでも同じセリフが使われたそうです。
いまや日本の国民食といってもいいカレー。さて、年の瀬に向けておせちの準備をするのも良いですが、インドカレーもいかがでしょう!?
家で作るカレーが一味も二味も変わる? 本場のレシピを伝授!
ということで、港の人気インド料理店「ドルーガ」でのスパイスカレー&ナンづくりツアーを紹介します。本場のカレーレシピを教わって、年末におうちでも実践してみては。
インドのお隣・ネパール出身のプラカスさんをガイドに迎え、カレーはみんなで一つの大鍋に。ナンは小麦粉を混ぜるところから始め、発酵させ、生地を伸ばし、タンドール釜にペタリと貼り付けふわふわに焼き上げます。
できたてのカレーとナンを食べながら、プラカスさんのカレーにまつわるお話も。家で作るカレーが一味も二味も変わる事間違いなしのツアーです!
正月太りに「バナナ」で備える!?
年末年始は、ごちそうを食べたり久しぶりに会う親戚や友人とお酒を飲んだり、“正月太り”をしやすい時期。ハイカロリーな料理に備えて、ヘルシーなバナナで体調を万全に整えておいては。
バナナは1本あたり約83~96kcal。ご飯やパンと比べると低カロリーで、エネルギー補給ができて腹持ちもよく、ダイエットに適した食べ物といえます。せっかくなら、おいしい国産バナナを味わってみませんか?
みんなで収穫体験! 「知多半島バナナ」ってどんな味?
温暖な気候で農業も盛んな知多半島にある「萬秀フルーツ」へ。ここでは、とても香りが良く、もっちり食感で糖度が高くてしっかり甘い品種のバナナを栽培しています。
見上げるほど高いバナナの株を切り倒し、たわわに実ったバナナの房の解体を。最後には、知多半島バナナ10本程のお土産付き。珍しい国産バナナの収穫体験にチャレンジしてみましょう!
納めるだけじゃなく、ツアーズで正月準備も!?
歩き納めや食べ納めのほか、新年に向けた準備を楽しむツアーも! お正月に欠かせない「しめ縄」づくりを体験してみませんか?
現代でも、新年にしめ縄を飾るお家がたくさん見られます。しめ縄の起源は、古事記の天岩戸神話とされ、「聖と俗」「浄と不浄」の境目を示し、その空間に神が宿り、魔を入れず、福を呼び込むといわれています。一般的には藁で綯われたしめ縄が多いですが、出雲大社の本殿などは真菰(マコモ)のしめ縄で、いまも真菰は神聖な植物とされています。
今回は、農薬や化学肥料・動物由来の肥料を一切使用せず栽培された「ヒフミヨイ農園」の真菰を使用し、しめ縄づくりを行います。神聖な植物の特別なしめ縄で、お正月の準備を始めませんか。
大ナゴヤツアーズでは現在、1月以降のツアーも公開中。「ツアーズ納め」の次は、ぜひ来年の「ツアーズはじめ」もお待ちしています! 2025年もツアーでお会いしましょう。