【ツアレポ】名古屋友禅の染の世界！「金魚あそび」手ぬぐい染めツアー
こんにちは、大ナゴヤツアーズです。
今回のツアーレポートは、
「名古屋友禅の染の世界！「金魚あそび」手ぬぐい染めツアー」。
2019年8月3日（土）に開催した時の様子を中心に、ちょっとだけお伝えします。毎回テーマを変えて開催する名古屋友禅ツアーですが、8月は「金魚」をテーマにした図柄に挑戦しました。
（写真は他の日に開催したものも一部含んでいます。）
名古屋友禅の技で染め上げる
華やかな尾張文化のもと、堅実な土地柄と気風のため、模様の配色は色数を控え、一つの色の濃淡で絵柄を描く渋さが特徴的な名古屋友禅。女性伝統工芸士の櫻井さん直々の指導で手ぬぐいを染めていきます。使う道具はプロと同じものをお借りします。
手拭いとはいえ、技法は名古屋友禅と同じ。米粉から作られたゴム糊で柄の下書きまでは事前にしてあるので、その絵柄の中に好きな色を塗っていきます。最後に洗えば、この下書きの糊は無くなり、鮮やかな絵柄が浮かび上がるという工程です。塗り絵のようにも見えますが、本当に集中力がいる細かい作業です。色むらができないように同じ色は一気に塗る勢いと、はみ出さない丁寧さを同時に進行していくのです！息をすることを忘れて、「ぷはっ」という息継ぎの吐息が聞こえます。
休憩タイムに名古屋友禅の技を拝見
体験とはいえ自分で作業をやってみることで、櫻井さんがいかに凄い技で染め上げているかが実感できます。特に今年コンテストに出品したという「うつぼ」柄の着物は、躍動感と水玉の美しさを持ち合わせた凄技でした。
完成に向けてラストスパート
休憩もしたところで、再び集中力をギュッと出してラストスパート！同じ柄でも１人１人、赤、黒、黄、青と違う色で染めていくのでまさに十人十色！完成が楽しみです。
色を塗り終わったら、流水で米糊をしっかりと洗い落としていきます。ある程度ごしごし洗っても色落ちしないので大丈夫。
時間いっぱいで皆さん完成！手ぬぐいを広げると、個性が宿った金魚たちが手ぬぐいの上を気持ちよさそうに泳いでいました。みなさん嬉しそうに完成品を見せ合い、喜びを分かち合う様子はとても素敵でしたよ。「名古屋友禅といえば着物」と、ちょっと距離のあったものが一気に身近になりました！
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開催地：愛知県岩倉市
ガイド：櫻井めぐみさん / 名古屋友禅 伝統工芸士
ガイドさんHP：染工房さくらブログ
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