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【4枚目】サニーデイ・サービス『DANCE TO YOU』

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サニーデイ・サービスの10枚目のアルバム『DANCE TO YOU』(2016)

暗い曲やクセ強めの曲ばかりなので明るいやついきます。

サニーデイ・サービスはキャリアの長いバンドですね。1992年に結成、2000年に解散、2008年に再結成という流れ。

ジャンルはフォークロック、ポップロック、インディーロックなどなど。明るいけど切なさを感じる曲が多くて、自分の好み(性癖)にぶっ刺さってます。『東京』とか『愛と笑いの夜』とか『サニーデイ・サービス』は大学の頃によく聞いてて、聞き返すとノスタルジックな気持ちになりますね...

この『DANCE TO YOU』は解散前の評価の高いアルバムを現代風にブラッシュアップした感じで心地が良いですね。コーヒーでも飲みながら休日にゆっくり聞きたい作品。
インタビュー記事に載ってた「悪魔に憑かれた渾身ポップアルバム」というキャッチコピーがぴったりの内容。ポップなんだけど異常なこだわりやエネルギーをアルバムから感じる。

【サニーデイ・サービス「DANCE TO YOU」インタビュー】

【収録曲】

1.I'm a boy
イントロから爽やか!心地の良いメロディー、軽くてスルッと聴ける。いきなり「君のことが忘れられない」とかいう歌詞が甘酸っぱくてたまりませんね。サビの程よい盛り上がり。

2.冒険
だらっと聴ける感じ。面白い音を小刻みにぶち込まれてる。パーパパパーというコーラスが気持ちいい。ギターソロのローファイ感。

3.青空ロンリー
昔のサニーデイ・サービスっぽい。アコギの音が心地よい、落ち着く。この曲の良さはアウトロだと思う。

4.パンチドランク・ラブソング
ノリの良いインディーロック感。かわいい曲。激しめなんだけどポップにとどまっているような不思議な感じ。

5.苺畑でつかまえて
心をつかまれるイントロ。ポップでメロウな世界観に引きづりこまれる。このアルバムはこの曲が核になっているそうです、納得の完成度。歌詞「見たこともないこんな町で 知らない感情探してる 苺畑で逢えるといいな」めちゃくちゃ素敵な歌詞、クソデカ感情になってしまう。非現実で夢物語な曲で魅力的。元ネタはビートルズのstrawberry fields forever?

6.血を流そう
サイケの匂いを感じる、トリップしそう。間奏の浮遊感、良い。アウトロの「今夜血を流そう」と繰り返すところが怪しくて癖になる。

7.セツナ
キャッチーだけど心憂い、切なさを感じる曲。キーボードのポーンという音に各楽器や歌詞がテンポよくハマって進行しているような感覚。泣きのギターソロ、琴線に触れる。

8.桜 super love
明るいダンスナンバー、CITY POP、聞いているとワクワクする。高揚感。ただ明るくて踊れるだけの曲ではなくて寂しさを感じる。歌詞の「きみがいないことは きみがいることだなあ」っておかしな歌詞だけど想像の余地のあって深い歌詞だと思う。ギターのカッティングがおしゃれ、残響が心地いい。

9.ベン・ワットを聴いてた
ぐいぐい引き込まれるスルメな曲、ラストの曲ともあってもの悲しさを感じる。サビのローファイ感。曲名のベン・ワットは聞いたことないです、勉強します。

※ボーカルの曽我部恵一ソロの曲はあまり聴いてないので掘っていこうと思いました。最近出たサニーデイ・サービスの新譜「いいね!」も良いですね!サブスクでたまに聴いてます。でも好きなアーティストはCDやレコードを買って腰を据えて聞きたいんですよ...お金ください。


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