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ガンガー(インド, ヴァーラーナシー)で 初日の出 を拝んだ 〜 1984年1月1日

前説

コロナ禍でおんとし、漢字で書くと御歳 92歳, 89歳の両親がいる静岡県の田舎に帰省することもできず、且つ東京住まいだった息子は一昨年12月から韓国・ソウル滞在中、今年は茨城県南の地方都市の我が家にて妻と二人で新年を迎え、二人で御節料理を食べ、日本酒を飲み、そうこうしているうちに 2021年の元日も早くも昼過ぎになった(でもインド、ヴァーラーナシー、ガンガー河畔はまだ元日の昼前だね)。

今からちょうど 37年前、1984年の元旦、インドのヒンドゥー教の「聖地」(郊外に釈迦が初めて説法を行なったサールナート、鹿野苑があるので仏教の「聖地」でもある)、ヴァーラーナシーのガンガー(ガンジス川)の河岸に座って、その年の「初日の出」を拝んだので、今日はその37周年を記念して、当日撮った写真を 9枚掲載。

ありがたや、ありがたや(かな?)、ガンガーで拝んだ 〜 1984年の初日の出

最初に細かいこと書いておくと、空に写っている黒いものは写真の傷ではなくて、鳥。アホウドリは北太平洋に棲息する鳥のようなので、ガンガーの上空に飛んでいた鳥がアホウドリってことはないか。まぁしかし幻想の迷宮の世界ではアホウドリだったことにしておこう。

"Overhead the albatross hangs motionless upon the air, and deep beneath the rolling waves, in labyrinths of coral caves, the echo of a distant time (tide) comes willowing across the sand, and everything is green and submarine" 「頭上 空高く アホウドリが 宙に舞い上がったまま静止して垂れ下がる, そして 揺れる波間の奥深く, 珊瑚の洞窟の迷宮の中, 遠く離れた潮の流れ 遥かな過去の残響が 砂地を越え 風に舞う柳の如くゆらゆらとやって来る, そして 何もかもが青々とした緑色を成し 海の底に」。

以下、4枚のガンガーの初日の出の写真と ... いや、それだけでなく、Pink Floyd の Echoes, 2001年リリースのベスト盤 "ECHOES - The Best of Pink Floyd" に収められたショート・ヴァージョンをその歌詞と筆者による和訳歌詞とともに載せるので、それを聴きながら、歌詞の下に掲載する 37年前のガンガー、ガンジス川で眺めた初日の出を見てみよう!

.. ってただ自分に向かって言ってるだけ、みたいな気はするが、まぁともかく .. "So I throw the windows wide, and call to you across the sky" 「だから私は窓を大きく開け放ち 空の向こうのあなたに呼びかけるのだ」。

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

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頭上 空高く アホウドリが
宙に舞い上がったまま静止して垂れ下がる
そして 揺れる波間の奥深く
珊瑚の洞窟の迷宮の中
遠く離れた潮の流れ 遥かな過去の残響が
砂地を越え 風に舞う柳の如くゆらゆらとやって来る
そして 何もかもが青々とした緑色を成し 海の底に

誰も我々を陸地に導かなかった
誰もが 何処にいるのか 何故そこにいるのかを 分かっていない
しかし何かが目覚めて動き出し 何かが試みを始める
そして 光に向かって 登り始めるのだ

通りすがりの見知らぬ者どうしが
偶然にも 一瞬その視線を交わす
実は私はあなたであり 私が見ているのは私自身なのだ
私はあなたの手を取り
この地の何処(いずこ)かに導き
自らができる最上のことは何なのか 理解することになるだろうか?

先に進むよう呼びかけるものなどいない
視線を落とすよう強いるものもいない
言葉を発するものはいないし 我々のように試みるものもいない
太陽の周りを飛ぶものなどいないのだ 

雲ひとつない毎日 あなたは 覚醒した私の眼に舞い降りる
私に起き上がるよう 誘い(いざない) 鼓舞しながら
そして 壁に埋められた窓を通し
陽の光の翼に乗って差し込んでくるのは
眩い(まばゆい)ばかりに光り輝く何百万もの朝の大使

私に子守唄を歌ってくれるものなどいない
私の目を閉じさせるものもいない
だから私は窓を大きく開け放ち
空の向こうのあなたに呼びかけるのだ

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ありがたや、ありがたや(かな?)、元旦の陽光を浴びて水面、皆も(みなも、みなも!!)光り輝いたインド, ヴァーラーナシー, ガンガー(ガンジス川)の河畔 〜 1984年1月1日

ガンガーで眺めた1984年の「初日の出」の写真 4枚は、前章「ありがたや、ありがたや(かな?)、ガンガーで眺めた 〜 1984年の初日の出」の中、Pink Floyd の名曲 "Echoes" の後に掲載。

ここでは、その後に撮った写真 5枚を載せます。だらだらっと文章書いてから。

で、ありがたや、ありがたや ... 拙者もヴァーラーナシーの皆さんや「聖地」巡礼でかの地を訪れた人々とともにガンガーで沐浴をしたかどうかというと、いや、しなかった。

1983年から1984年にかけての海外「放浪もどき」バックパッカーの旅では其処彼処で色んなことに顔を突っ込み、例えばヨルダンのアカバ湾を臨む街、その名もアカバの海岸沿いを、隣接するイスラエルとの国境に向かって(肉眼で普通に国境「線」の向こうのイスラエルの街エイラートが見えるのだ!)歩き続けてヨルダン陸軍の武装兵(兵士なんだから普通は武装してるよね)に捕まり近くのヨルダン国軍の野営地に連れて行かれて彼らの上官から優しい説教を受けるという貴重な体験などなど(その他、割愛!)したのだが、脱線話題はそこまで、

とにかく、ヴァーラーナシーの街でガンチャラッシーは飲んでも、ガンガーでの沐浴はしなかった。いや、バックパッカーの旅人の中であれを体験する人、した人はいるに違いないが、筆者の場合はしなかった。あそこでは巡礼の人たちや現地の人たちが、沐浴したり歯磨きしたり顔を洗ったり洗濯したり xx したり yy したり zz したり、時には犬の死体が流れたり、人の死体が流れたり(「ニンゲンは犬に食われるほど自由だ」, 藤原新也)、そういう、何でもありの川。

人それぞれでいいと思うが、自分の場合は、そこで自身も沐浴する気は起きなかったなぁ。何でも体験、時には無理してでも体験? しかし大抵の場合は自身の心の自然な成り行きに任せればいいってもんだろう、たぶん!

ってなわけで以下、残りの写真 5枚。

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37年前の年末年始はヴァーラーナシーでガンガーを眺めながら過ごしていた

インド 〜 1983年11月・12月

11月といっても、パキスタンのラホールから陸路インドに入り、アムリトサルに向かったのは 1983年11月29日。

以下は、前章でリンクを置いた昨年12月30日付の note 投稿のヴァーラーナシーを訪れる前までの、インドでの旅に関わる、あるいはちょっとでも関わる、過去の note 投稿へのリンク。

因みにダラムサラの後はデリーに行ってそこに滞在、タージ・マハルのあるアーグラ(アグラ)に行ったのもデリーから、でもデリーで撮った写真とかは今のところ note 投稿してない、特に他意はなく「たまたま」に過ぎないけれど。

BGM の 1, 2

インドと言えばシタール、シタールと言えば今は亡きラヴィ・シャンカル、そのラヴィ・シャンカルの娘、同じくシタール奏者のアヌーシュカ・シャンカル、そしてインド系イギリス人ミュージシャン、カーシュ・カーレイ(と発音するもよう、カタカナ表記すればだけど)の共演に、同じくラヴィ・シャンカルの娘(母親は異なる)でアヌーシュカ・シャンカルの姉に当たるノラ・ジョーンズのヴォーカルを乗せて ♫

カーシュ・カーレイは、Wikipedia を見ると Instruments のところに Tabla, electronic tabla, drums, vocals, electric guitar, piano, keyboards, bass guitar, cello, santoor, string arranger, software, technology と書いてあって、この曲では一体どれ、もしくはどれとどれを演奏しているのか、何を担当しているのか? .. まぁ Tabla はやってるはずと思うけれど。

Easy 〜 Anoushka Shankar & Karsh Kale, featuring Norah Jones

次の曲は、過去の筆者のインド関連 note 投稿で既に 2, 3回使ったような気が。ま、いいや、気に入ってる曲なので。

シタールの達人ラヴィ・シャンカルの娘たち、シタール奏者のアヌーシュカ・シャンカルとジャンルはクロスオーヴァーなノラ・ジョーンズの姉妹共演(順番に書くと妹姉共演) ♫

Traces Of You 〜 Anoushka Shankar & Norah Jones


BGM の 3

ってか、それはもう、本 note 投稿の「ありがたや、ありがたや(かな?)、ガンガーで眺めた 〜 1984年の初日の出」の見出しの章の冒頭で、筆者による和訳歌詞を併せて載せた、ピンク・フロイドのエコーズ。

というわけで、最後はガンガー引水、我田引水、今日の note 投稿のテーマ(ってほどに大袈裟ではないけれど)からやや離れていく自分のその他の筆者の note 投稿の宣伝、ピンク・フロイドのエコーズに関わる、筆者の過去の note 投稿 4点へのリンク(一部、流れで前々章「インド 〜 1983年11月・12月」のところでもリンクを貼ったけれど)。

あ、最後の 4点目は 3点目からの繋がりで、話題は音楽から映画に移ってしまったリンク。


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