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2021年4月の記事一覧

ソ連 「探訪」 〜 1983年4月28日・ナホトカ, 29日・ハバロフスク

1. ザ・スターリンの時代の日本から、ヨシフ・スターリン没後30年のソ連へ ナホトカとハバロフスクで撮った写真は次章・第2章にて。本章, この第1章の方の見出しの意味については、なんだそれの人も, 本章の後段, この直ぐ下の方で分かります。とりあえず拙者、1983年4月26日、横浜港より日本を発ち(最初に書いておくと団体旅行は好きじゃない筆者、1983年から1984年にかけてバックパッカー海外「放浪」もどき一人旅をしたが、当時のソ連はその国柄から単独旅行よりもまだ団体旅行の方

1983年4月26日 ユーラシア大陸「ほぼ」一周旅行への出発(横浜から船でソ連, 今のロシアのナホトカへ) 38周年 〜 "Every Picture Tells a Story" (Rod Stewart): 歌詞和訳

バイトで金貯め, 計画的に留年・休学へ これは今日の note 投稿1本目の冒頭の, 同じ見出しの章に書いたのだった, コピペ転載しようと思ったけど、それはやめて件の投稿テキストへのリンクを(笑)。 第1章が「バイトで金貯め, 計画的に留年・休学へ」で、残る第2章・第3章は「旅立つ前に読んだ本、戻ってから読んだ本の中から..」および「旅立つ前に聴いていた曲 ♫」。 1983年4月26日、横浜港を発ち、ソ連(ロシア)のナホトカへ, まずは 2泊3日の船旅1983年4月26日

1983年4月26日 ユーラシア大陸「ほぼ」一周旅行への出発(旅立ち) 〜 旅立つ前と後に読んだ本、旅立つ前に聴いていた曲 ♫

バイトで金貯め, 計画的に留年・休学へ成り行きで札幌に住むようになり(まぁ最終的には [家族とは至って円満だったものの] 故郷からなるべく遠く離れてみようと思い, 北海道か九州かで, 北海道を選んだ)、 (1979年3月下旬に札幌に移住し 同年4月に大学入学) 大学1年の頃から既にインド行きを思い立ち(理由とか動機は何だっけ, それは思い出したらまたいつかの note 投稿にて, 笑)、そのうちインドだけでは飽き足らず更に広い世界を見たい(こういう時は拙者どちらかと言うと

ワルシャワ・ゲットー蜂起, アウシュヴィッツ から、 パレスチナ へ

ワルシャワ・ゲットー蜂起: 1943年4月19日 - 5月16日 今週月曜日, 2021年4月19日は、「ワルシャワ・ゲットー蜂起」すなわち 1943年4月から5月にかけて起きたポーランドのワルシャワ・ゲットーにおけるユダヤ人レジスタンスによる対ナチス・ドイツ武装蜂起の開始日から、78周年に当たる日だった。 ゲットーという言葉はアメリカ合州国の映画やブラック・ミュージックの歌詞などに登場することから知られているように、同国(など)の主として大都市におけるアフロ・アメリカンな

ブルーズ歌詞和訳 〜 ベッシー・スミス, エリック・クラプトン: "Nobody Knows You When You're Down and Out" ♫

前説, 歌詞に登場する "Eagle", 1ドル紙幣の裏の「鷲」 一昨日、同じくブルーズ・スタンダードである T-Bone Walker 作 "Stormy Monday" に関する note 投稿をし、昨日はその歌詞の和訳に関する note 投稿をしたのだが、 その際、"Stormy Monday" の歌詞の中の "Eagle flies on Friday" について少し補足説明をして、"Eagle" はアメリカの 1ドル紙幣の裏に描かれている Eagle (つまり鷲,

ブルーズ「愛聴」史上最高のアルバム 〜 ロバート・ジュニア・ロックウッド LIVE in Japan

今まで観てきた・聴いてきたブルーズ・ミュージシャンたちブルーズを聴くようになって46年(*1)。半世紀近い。実際にライヴを観ることができたのは アルバート・コリンズ、B.B.キング(3回)、憂歌団(回数忘れるほど.. というか回数忘れた!)、ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ(観たのは 1990年だけど!)、バディ・ガイ(7回かな?)、ジェイムズ・コットン(ハーモニカ奏者・シンガー)、ココ・テイラー(シンガー)、ウエスト・ロード・ブルース・バンド(観聴きしたのは 1

バディ・ガイが、ステージで突然ギターを弾くのを止めて、そのピックを我が息子に手渡した日

バディ・ガイと言えば、シカゴ・ブルーズの枠を超え、押しも押されもせぬ現代のブルーズを代表するギタリストである。彼の曲を聴いたことがある人、ましてライヴに足を運んだことがある人なら 120% 納得しそうなことだろうが、彼はギターだけでなくヴォーカルも素晴らしい。スクイーズ系のギターやシャウト唱法(というかバディのヴォーカルはギター同様「(喉を)スクイーズ」する)の類が注目されがちだが、実はそれぞれアクセントが効いていて、弱く弾く、あるいは弱めの声で歌うパートを織り交ぜ、ギターに

「洋楽」の入り口で聴いた ショッキング・ブルー

「洋楽」の入り口, 「洋楽」(の世界)の扉「洋楽」という言葉の定義は非常に曖昧で、時代やあるいは語られる文脈次第で意味にズレが生じるきらいがある。そもそも、少なくとも筆者が「洋楽」なるものを(意識して)聴くようになった半世紀ほど前の時点では多くの日本人にその意味するところに関してほぼ共通の認識があったと思われる「洋楽」なる言葉、今やさして使われなくなっているのではないかと思うし、今も使われるとしても語られる時には既に半世紀ほどの前のその意味とはだいぶ異なるものになっている可能

ピアソラ と サラサーテ と 鈴木清順 「ツィゴイネルワイゼン」

ピアソラのリベルタンゴに歌詞をつけてレゲエとシャンソン風味を加えた独特の世界にしたグレイス・ジョーンズの1981年のヒット曲を取り上げて、そのピラソラ「リベルタンゴ」のリメイク版の更なるカヴァーや原曲であるピアソラの「リベルタンゴ」の本人他の演奏なども加えて投稿したら、とりあえず読者反応がこれまでのところ, たったの 3, 「注文の多い料理店」ならぬフォロワーの少ない note アカウント(関係なかった、笑)、珍しいことではないのだが。3日前, 2021年4月9日に note

グレイス・ジョーンズだけじゃない 〜 I've Seen That Face Before (Libertango) ♫

"I've Seen That Face Before (Libertango)" は元々、アルゼンチンの作曲家・バンドネオン奏者であるアストル・ピアソラ(Astor Piazzolla, 1921年3月11日 - 1992年7月4日)が作曲し 1974年にリリースした "Libertango" にジャマイカ系アメリカ人の歌手・モデル・女優のグレイス・ジョーンズ(Grace Jones)が歌詞をつけ、タンゴにレゲエやシャンソンの趣を加えてリメイク、1981年にリリースしたもの

ビハインド・ザ・マスク 〜 YMO, マイケル・ジャクソン, グレッグ・フィリンゲインズ, エリック・クラプトン, 坂本龍一

ニューオーリンズのマルディグラとヴェネツィアのカーニヴァルでマスク(仮面)を被って、「仮面貴族」ミル・マスカラスを思い出してから「仮面の裏側で」「マスク」と言ってもコロナ禍で世界を席捲中のあのマスクじゃなくて(「席捲」してるのは本当はマスクじゃなくてコロナだけど)、ここでのマスクは「仮面」。とはいえ、面倒くさいあのマスクに毎日お世話になるこのコロナ禍で聴く「ビハインド・ザ・マスク」は以前とちょっと違う聞こえ方がする ... かな? ここのところ「仮面」に纏わることを not

仮面貴族ミル・マスカラス「スカイ・ハイ」♫ ファンク兄弟「スピニング・トーホールド」♫ アブドーラ・ザ・ブッチャー「吹けよ風、呼べよ嵐」♫ ロード・ウォリアーズ「アイアン・マン」♫ 〜 プロレスで使われた名曲の数々

「夢のマルディ・グラ」や「マスカレード」が切っ掛け投稿直前の一文加筆「書いてみたらプロレスの思い出が主テーマに」(笑)。.. さて、「切っ掛け」というのはプロレスラーの入場曲が生まれた切っ掛けという意味ではなくて(これは筆者、調べないと分からない)、今日の note 投稿タイトルにあるようなことを note に投稿しようと思った切っ掛け。それに、「夢のマルディ・グラ」や「マスカレード」がプロレスラーの入場曲として使われたというような事実はない。それはない。ああいう曲調じゃそれ

仮面 〜 マルディグラ(ニューオーリンズ), カーニヴァル(ヴェネツィア), Eyes Wide Shut 〜 2001年宇宙の旅/エコーズ

ミル・マスカラスも取り上げようと思ったんだけど、「ほぼ」いつもながらのてんこ盛りになるのでまたの機会にした。なぜミル・マスカラス? .. 今日の note 投稿テキストの核にあるのはマスク、つまり仮面。知っている人は知っている(笑)、彼の別名は「仮面貴族」。何を隠そう(隠すこともないか)筆者、小学校4年か5年の頃、ミル・マスカラスに会ってあの肉体美にタッチしたことがあるのだ。大ファンだったし、試合観て試合後にリング下に降りてきたマスカラスに迫り(サインももらったはず、あの時の

マルディグラな土曜日に 〜 「夢のマルディ・グラ」(ポール・サイモン): 歌詞和訳

前説マルディグラ(Mardi Gras)というのはもともとフランス語で、意味は「肥沃な火曜日」だとか。「マルディグラな土曜日に」とは、「肥沃な火曜日な土曜日」。意味不明だね。筆者本人的には意味不明というわけでもないけれど。まぁ今日2021年4月3日は実際、土曜日だし、その昔、2005年9月10日の土曜日には「マルディグラな土曜日」というタイトルを付けた日記を書いたことがあるし、今日の土曜日にこれからポール・サイモンの歌 "Take Me to the Mardi Gras",