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宗教批判、および宗教に少しでも関係があるもの

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何故この画像なのかというと、ネットで探したら合掌している女性の写真が出てきて、これがいいと思ったのだが、使ってみたらここには指先しか出なかった、とまぁそういうわけ。あ、アップロー… もっと読む
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2021年3月の記事一覧

911 〜 ハナミズキ(一青窈), リチャード・ドーキンス 〜 Teach Your Children (CSNY) 〜 ハナミズキ, Our House (CSNY)

無茶苦茶な組み合わせやな。ここのところ「季節外れの」911 トピックを続けて取り上げていて、読者反応は思い切り少ないけれど、 (直近はこれ) で、とりあえず、多分あと1回(これ)。 ハナミズキ (歌) 〜 一青窈一青窈(知っている人の方が多いんだろうけど、読み方は「ひとと よう」)の 2004年のヒット曲「ハナミズキ」がもともと 2001年の 911アメリカ同時多発テロの犠牲者に対する「鎮魂歌」的な歌として作られたものだったということは、自分の場合はほんの 3, 4年前

911 から10日後(一部 歌詞和訳) 〜 トム・ペティ, ニール・ヤング, スティーヴィ・ワンダー, ポール・サイモン, そして ロバート・デ・ニーロ

前説今日は 3月24日。911 の話題を取り上げるのは「季節外れ」。しかし 911 にしろ 311 にしろ 1208 にしろ 806, 809 にしろ 815 にしろ他の諸々にしろ、別に季語ってわけじゃない。仮に季語だとしても秋の季語を春に詠んだりしちゃいけねぇよなんて話はないわけで。 桜愛でるこの 3月下旬の佳き日にわざわざ 911 トピックを取り上げることにさしたる「わざわざ」の理由はないんだけど、些細な理由、ちょっとした訳ならある。 3日前、トム・ペティの "I W

自然災害の犠牲者に対して 「彼らは神を信じてないからその報いだ」 と語る、(一部)宗教信者の愚劣さ

2021年3月11日 note 投稿3本の再録。 1) 1本目。 2) これはただ歌と自分の訳詞を載せただけ。1本目と3本目に挟まれた2本目。それだけの理由、かも(?)だけど これもリンク。 3) 3本目。

3.11 と、そしてこの日に絡む 「宗教」 に関わる思い出と

3.11 のこの日に 「宗教」 絡みで思い出した一件 世界には実に沢山の種類の「宗教」なるものが存在して、どうやら全人類の頭の中で描かれる「神」なるもののその種類の数も相当なものであるようだ。いったい全体、それぞれ何種類のものが存在するのだろうか。前者はともかく、後者に関してその総計を正確に言える「宗教」学者が世に存在するのかどうかさえ甚だ怪しい。 ある宗教の信者が、2011年3月の日本で起きた巨大な地震と津波による惨劇をテレビで見ながら、"Japanese people

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When "God" Made Me 〜 ニール・ヤング「『神』が僕を創った時」(歌詞和訳)

私は「神」なるものの存在を信じない無神論者。原題 "When God Made Me" を改竄したわけではなく、たまたま息子の14歳の誕生日だった2006年9月17日に歌詞を和訳したこの歌について、2021年の今日3月11日という特別な日に note 投稿するに際し、投稿タイトル上では "God" とクォーテーション・マークを付けたくなった。 When God Made Me 神が僕を創った時 .............................. *一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.1 加筆/削除/編集)。 .............................. 僕の国のことを考えていただろうか? あるいは僕の皮膚の色のことを考えていただろうか? 僕の宗教について考えていただろうか? そして、崇拝するやり方まで? 僕だけを自分の形のように創造したのだろうか? それとも、全ての生き物をそうしたのだろうか? 神が僕を創った時 神が僕を創った時 信者だけのために計画していたのだろうか? それとも、少しだけ信仰がありそうな者のためにも? 戦争が起きることが想像できただろうか? 自分の名の下に戦われるなんてことが… たった一つの道しかないと考えただろうか? 自分に近づくための道が… 神が僕を創った時 神が僕を創った時 僕らに愛という贈りものをくれたのは 僕らが誰を選ぶべきか告げるため? 神が僕を創った時 神が僕を創った時 神が僕を創った時 神が僕を創った時 僕に声という贈りものをくれたのは 結局、誰かに僕を黙らせるため? 視覚という贈りものをくれたのに 僕が何を見ることになるか知らなかった? 思いやりという贈りものをくれたのは 僕の仲間を助けるため? 神が僕を創った時 神が僕を創った時 神が僕を創った時 神が僕を創った時 ........................................ *1 今日の 1本目の note 投稿 https://note.com/dailyrock/n/ncf9418cb1b57 *2 この歌とその和訳歌詞を掲載した最初の note 投稿 https://note.com/dailyrock/n/n3786c0e2ce46 *3 ニール・ヤング「ハート・オブ・ゴールド」 〜 歌詞和訳 https://note.com/dailyrock/n/n96bdf3a0b99b

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Carpe Diem, いまを生きよ 〜 from "Dead Poets Society",「いまを生きる」

10年前のあの時、茨城県南の我が家の2階のピアノが跳ねるようにして揺れていた。というか、実際に跳ねていた。あんな光景を見るのは初めてだった。慌てて階下に降り、玄関から外に出た。我が家を見ると、家全体が大きく揺れていた。いつまでも続くかのように、家全体が大きく揺れていた。周りの家々も皆、同じだった。あんな光景を見るのは初めてだった。しばらくして家に戻り、テレビをつけるとそのうち、あの怖ろしい光景が生中継され出した。なぜだろう、CNN を付けていた。CNNが、あの凄まじい光景を延々と流していた。 4年ほど前、Facebook 上で知り合ったドイツ在住のクロアチア人の女性から、彼女と同じ宗教の信徒の男性があの2011年3月の日本で起きた巨大な地震と津波による惨劇をテレビで見ながら、 "Japanese people deserve it. Because they don't believe in God" と言ったということを教えてくれた(彼女とは英語でやり取りしていたから英語で筆者に伝えてくれたが、もちろんその男性はドイツ語で話していたのだろう。あるいは同じクロアチアからの移民だったのならクロアチア語だったのかもしれない)。 「日本人には当然の報いだ。なぜって彼らは神を信じてないんだから」と言ったということになるが、意訳すればこんな感じだろう。「それ見たことか。連中、神を信じてないから報いを受けたんだよ。」 彼女はこう付け加えた。「彼は友人の一人だったけれど、もちろんそれ以来、私の友人なんかじゃないわ。」 彼女はたまたまムスリムだったが(つまりその男もムスリムだった。因みにクロアチア本国の宗教信徒は大多数がカソリックで、彼女はカソリックからイスラムに改宗した人だった)、ああいうことを言ってのける人間はもちろん別にムスリムだけでなく、クリスチャンにだっている。 当然ながら、宗教の信徒の皆があんな考え方をするなどと言っているのではない。実際のところは、そんな「悪魔」のような発想をする人間は、全体の中では少数に違いない。比率にしたら極めて小さいだろう。 それにその種のこと(「連中は〇〇だからその報いだ」等)を言う人間は、もちろん「神」なるものを信じない人間の中にもいるに違いない。ただ、宗教の信徒によるあの種の考えはより深刻だ。 彼らは普段は「神」なるものの愛とか慈愛とか慈悲とかを美しい言葉で語っている。そういう宗教の信徒の中であの種のことを言ってのける人間というのは、要するに、「神からの愛、慈愛、慈悲。ただし、それは(我々が信じる)『神』を信じた場合だけだよ」と言ってるのに等しい。 彼らのあの種の思考は、彼らが、人間はおろか自然そのものを、宇宙を、そんな全てのものを超越した存在だと彼らが信じている「神」なるものの名の下で人間の「業」のようなものを語り、「断罪」を語り、その上でそれを信じない人間を自らの思考において「断罪」しようとしているという点において、極めて深刻な発想だ。 全てを超越した存在である(と彼らが信じる)「神」、それは彼らにとって一切の疑いをさし挟むことができない存在であり、完全無欠な存在であり、絶対的に無謬なる存在である。そんな完全無欠、絶対無謬の「神」なるものへの信仰、その「見返り」であるかのような「神」からのご加護(御籠, 恩寵)の有無を人間の生き死にの条件にしようとする彼らの思考は、自らのその思考も絶対的に無謬であるという前提のもとに成り立つことになる。 いや、そんなことを言う人は本当の信者ではないと言う人もいるだろうから、ならば、「自称ムスリム」「自称キリスト教徒」(の一部?)と言えばいいのか。しかし「自称ムスリム」と「ムスリム」、「自称キリスト教徒」と「キリスト教徒」.. 等々の間にある境界は、筆者のような無神論者には極めて曖昧なものだ。というか、こちらはそもそも彼らの言う「神」なるものを信じていないのだから、呼称上のその区別はほとんど意味がない。 ともあれ、今日は、3月11日。 ............................................ いまを生きる Carpe Diem ー Dead Poets Society https://note.com/dailyrock/n/n1c21b543b1c0 「ブレードランナー」から「2001年宇宙の旅」/ "Echoes" へと巡る旅 〜 〜 経由地は「いまを生きる」「6才のボクが、大人になるまで。」「生きる」「ゴンドラの唄」, "To the Virgins, to Make Much of Time", 途中下車して「ウィンザーの陽気な女房たち」, "Welcome to the Pleasuredome" "Relax", 「アポロの歌」, "If" & "If", 「ツァラトゥストラはこう語った」 https://note.com/dailyrock/n/ne216b57981c3

アメリカ合州国のお気の毒なまでに「一途な」イスラエル「愛」 〜 その度し難い非合理

本 note 投稿、一番注目してもらいたいのは第4章「アメリカのイスラエル『ひたすら擁護』姿勢 〜 その不当性・没論理・非合理を的確に言い切るツイート(スレッド)」だけれど、その背景などの理解のためにも更にその他の章にも目を通してもらえるとうれしい。 1. ユダヤ系の現アメリカ国務長官アントニー・ブリンケン 〜 その "ピュア" な、醜悪なまでに 「ひたむきな」 イスラエル「愛」このほど国際刑事裁判所(ICC: International Criminal Court, 1