子どもだけじゃなく、大人にこそ。
自分で自分のことを決める。
だから、自由だと思える。
いい歳になるまで、
こんなシンプルなことが、ちゃんとわかってなかった。
この本は、
子どもの性を守ることを入口としているから、夏休みにぴったりだと思うけど、
人の尊厳にまで広がる話だと思う。
親や家庭、学校の中でもそうだけど、
大人になれば、会社、社会、さまざまなコミニティ、人間関係のなかで、多くのことが決められてると思いがちになる。
たしかに、社会のルールはある。
法に触れてしまえば、犯罪になるし、
大事な倫理観も。
でも、それ以外の多くのものに、自分を明け渡しすぎていないだろうか。
自分自身のからだ、と銘打ってはいるが、
こころもからだの中にあるものだ。
言ったら、自分自身の全てだ。
それをどうしたいか、決めるのは自分。
大事なことはいつだって、シンプル。
これは、自分を大切にすることにつながり、
自分を大切にできる人は、他人も大切にできるようになる。
親、友達、好きな人や仲良くなりたい人、
恋人や家族。
大切にしたいと思う人だからこそ、
この境界線を歪めてしまうことがある。
イヤだな、と思うことに、
気づかないふりをしたり、なんでもないような態度をとったり、蓋をしてしまうことがある。
弱い立場にあるときは、被害者に。
逆に、強い立場にあるときは、加害者に。
どちらにもなりうる。
みんなが、こういう意識をもっていたら、社会はもっとやさしいものになると思う。
そして、
自分を守るのは、まずは、自分だと、目を向けられたら いいなと思う。
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