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そもそもCADとはなにか?

自己紹介依頼、初の投稿となります。お手柔らかにお願いします。

今回は【そもそもCADとは何か】をざっくり解説したいと思います。

CADとは、Computer-Aided Designの頭文字を取っているようです。和訳すると"コンピュータ支援設計"になります。

和訳を見ると、図面だけじゃないイメージですね。コンピュータが行う設計の支援は全て『CAD』となるようにも捉えられます。

昔…といってもパソコンが普及する前ですので数十年前ですが、設計(特に製図:図面を描く作業)は手仕事でした。

0.3㎜~1.0㎜程度のペンや、定規、分度器、テンプレート(ペン先をセットして動かすだけで文字等が描ける道具)などを使用して図面を引きます。ドラフターという、製図専用の机もあります。

筆者である私も高校時代にドラフターを用いて手書き製図をしたことがありますが、時間ばかりかかって出来上がりはイマイチでした。細かいところが拡大できないのがもどかしかった思い出…。

学生毎に点数も異なり、出来の良し悪しもありました。

話がそれました。ともかく、非常に時間がかかり、かつ人によって出来にばらつきがあるものだったのです。

そのデメリットを大きく改善したのが、冒頭の製図用『CAD』なのです。

人による出来のばらつきは、筆圧や慎重さ、経験によるものが大きかったのですが、CADでは筆圧も慎重さも関係がありません。

長さや角度を入力し、クリックなりエンターを押せば全員が全員、同じ線を引けるのですから。

また、時間の短縮は描いたものを消す際に、従来の消しゴムからボタン一つで好きな場所だけ消せるというものが大きいです。

従来では、図形の一部を消す際に、不要な箇所まで消しては書き直すこともしばしばありました。これがなくなるだけで、個人的に3割は時間が経験されたように感じます。

このように、パソコンを所有し、ソフトをダウンロードできる環境にあれば、熟練の技術者でも新入社員でも、何なら学生や他の業界の人でも、皆同様に線を引くことができるのが『CAD』です。

なお、作業時間に関しては経験(図面に関する知識等)が大きく関わるので熟練の技術者の方が早いかも…いや、パソコンの知識は若い人の方があるから…でもパソコンに触れたことのない50~60代も今時珍しいのか…?

また脱線しました。

ちなみに、現在日本で流通しているCADソフトは、ざっと調べただけでも数十はあるようです。(建築・土木・機械 等、分野もありますが…)

それらを全て使える人は、私は出会ったことがありません。ただ、数種類使える人はいます。私も、Auto・IJ・JW・Hoを使うことができます。

数種類使えると何がいいか。仕事相手が増えます。

日本では基準となるCADは有りませんが、基準となるデータ規格(SFCやSFX)が存在しており、それを確認・修正できるCADが使用できれば問題はないのですが、たまに文字化けしたり、レイヤー(透明な板のようなイメージ。重ねた絵とすることで、一部だけ修正・移動することが容易になる)がずれます。

そこで、何種類ものCADを使えると、オリジナルのデータをそのまま確認・修正することができます。こうすれば、データのバグもなく、スムーズに作業ができます。

しかし、得意なメインとなるCADを自分の中で確立することも大切と考えます。なぜなら、相性次第ではかなりの作業スピードを見込めるからです。

再び自分の話になりますが、私のメインCADはIJです。サブで使うことが多いのはJWですが、作図時間が1.5~2倍ほど違います。それだけ、相性は大切なのです。

なお、私の周りで使われることが多いCADはIJ・Auto・JWです。

IJ・Autoは官公庁とそれなりに大きい企業。

JWはフリーソフトのためか、中小企業で使用されているケースが多いです。

ちなみに、JWはもともと建築用のCADなので、建築屋さんはJWを使う方が圧倒的に多いです。

今、大事なことを書きました。JWは『フリーソフト』なのです。

パソコンの。誰かが開発した。仕事にも使われるような。代物が。『フリーソフト』なのです。

これはインストールして使いこなすほかありませんね。

というわけで、今後、CADはJW CADに焦点を当てますので、どうぞよろしくお願いします。

ご興味のある方は、ぜひ読んでください。

それでは、大吉でした。

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